FIA、19年空力規則を”整理”「全チームが賛同しなければ面倒なことに」

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FIA、19年空力規則を”整理”「全チームが賛同しなければ面倒なことに」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/06/12 12:41

FIAは、2019年の空力規則の最新バージョンに全チームが同意できなければ、非常に面倒なことになるとチームに警告した。

Charlie Whiting, FIA Delegate in a Press Conference
Grid
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13, leads Romain Grosjean, Haas F1 Team VF-18
Christian Horner, Red Bull Racing Team Principal and Chase Carey, Chief Executive Officer and Executive Chairman of the Formula One Group on the grid on the grid
Romain Grosjean, Haas F1 Team VF-18
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, leads Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Max Verstappen, Red Bull Racing RB14

 F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、2019年に向けた最新バージョンの空力レギュレーションに全チームが合意できなければ、技術指令書によって”穴埋め”をしなくてはならず、非常に面倒なことになると各チームに警告している。

 F1における最大の課題であるオーバーテイクの改善を目指し、F1とFIAは新たなエアロパッケージの導入を2019年から導入しようと考えた。そして、レギュレーション変更の最終期限である4月30日に投票が行われ、 新しいエアロパッケージが承認された。

 2019年のF1空力規則変更案を3Dアニメーションで解説

 その後、変更の内容について、矛盾や抜け穴なども含めて議論が進められた結果、新たなレギュレーションはより洗練されていくことになった。レギュレーション変更が性急に決定されたため、これは当然の結果だ。

 空力レギュレーションの最新バージョンはすでにまとめられているものの、変更の期限を過ぎているため、承認にはF1の全10チームによる賛同が必要となる。

「公開されている範囲に関しては、すでに決定されたもので、それは変わらない」とホワイティングはmotorsport.comに語った。

「まだ行われていないのは、整理整頓だ。我々はそれに取り組んでいる。いくつかのチームからコメントを受け取り、レギュレーションを修正した。新しいバージョンを月曜日か火曜日にはチームに送るだろう」

「そしてそれから、皆が賛同しているかどうかが分かるはずだ。もし新しいバージョンが全会一致の賛同を得られなければ、一部の人々が不明確だと考えるレギュレーションの一部分について、一連の技術指令書を出して明確化しなければならない」

 ホワイティングは、技術指令書を追加していくことは理想的な解決策ではないことを認めた。

「それは非常に面倒だ」とホワイティングは述べた。

「誰にとっても、あらゆるものがレギュレーションの中に組み込まれている方が良いだろう」

「最終的には、問題ないと私は確信している」

 チームにとって主に問題となるのは、ボディワークの存在が許される理論的な”空間”だ。新しく導入された制限を既存のものと組み合わせる必要がある。

「それが全てだ。ブレーキダクトに関してもそうだ。主なポイントとして(前を走るマシンが生む乱流の影響を減らすためという)同じ根拠で、フロントとリヤのブレーキダクトに同じ変更が適用されていたことが挙げられる。それで、いくつかのチームが少し不満を抱いていたのだと思うし、我々はそれを修正しようとしている」

 2019年に向けての空力レギュレーション変更に反対したチームの中には、依然としてレギュレーション修正のプロセスが進行中であることに不満を感じているチームもある。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、motorsport.comに次のように語った。

「残念なことに彼らは性急に事を進めてしまった。そうしてしまったからこそ、レギュレーションにまずいところが残っているから、他のレギュレーションや技術指令書でそれを整理する必要があるんだ。それは何のためなんだ?」

「4月以降、あらゆるものが変わっている。また別の議論が行われているんだ」

「基本的なレギュレーションがどうなるかはみんな知っていると思うが、それをもっと整理する必要がある。そのために、また多くの議論と、多くの投票が必要になるのは間違いない」

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