FIA、フェラーリ不正疑惑の監視を継続。カナダで新ソフトウエア導入

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FIA、フェラーリ不正疑惑の監視を継続。カナダで新ソフトウエア導入
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/05/31 0:27

FIAは、カナダGPで新たなソフトウエアを使用し、ライバルチームに疑惑の目を向けられているフェラーリのシステムの監視を継続するようだ。

Sebastian Vettel, Ferrari and Charlie Whiting, FIA Delegate
Sebastian Vettel, Ferrari and Charlie Whiting, FIA Delegate
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H, leads Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H and Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Sebastian Vettel, Ferrari, exits his car on the grid
Sebastian Vettel, Ferrari, on the grid
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Sebastian Vettel, Ferrari and Charlie Whiting, FIA Delegate
Charlie Whiting, FIA Delegate in a Press Conference
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H on the grid
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H, leads Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09

 F1のレースディレクターであるチャーリー・ホワイティングは、新たなソフトウエアによって、FIAがフェラーリのエネルギー回生システムを監視することが容易になると確信している。

 フェラーリのエナジーストアはユニークなツインバッテリー構造をしている。チームはこれを巧みに使用することでFIA標準のセンサーに捕捉されることなく、許容されている以上のエネルギーを利用しているのではないかと、メルセデスをはじめとしたライバルたちに疑われている。

 FIAはアゼルバイジャンGPからフェラーリのシステムを調査しており、モナコGP初日の走行後、ホワイティングは調査結果に満足していると語り、不正の証拠はなかったとしていた。

 しかし調査のために取り付けられる予定だったセンサーは、実際には追加されておらず、FIAはシステムがどのように作動しているのかを確認するために、複雑なプロセスが必要となっていた。カナダGPから使用される新しいソフトウエアは、そのプロセスを合理化し、FIAが引き続き監視を続けることを可能にする。

「複雑なルーティンを経て、フェラーリは自分たちのシステムが問題ないことを、我々に納得させることができた」とホワイティングは語った。

「しかし、我々は確認をするために常にそのプロセスを踏むことを望んではいないので、追加の測定が行われる」

「カナダで導入される新しいシステムで、我々はより多くのことを、より早く行うことができるだろう。これまでは、それに数レースかかっていたんだ」

「我々は彼らのモニタリングを強化したいが、現時点では骨が折れるやり方をしなくてはならない。それに、少し時間もかかってしまう。結果として(モナコの時と)同じ結論に達するだろうとは思っている。だが、カナダでソフトウエアを変更する」

「我々がやろうとしているのは、バッテリーを2つに分けたことで、どんな違いがあるのかを正確にモニターすることだ。それがこの問題の要点だ」

「他のチームのシステムは、バッテリーはひとつだ。フェラーリのバッテリーは、ひとつのバッテリーが2分割されている。それが基本的な違いだ。それは秘密でもなんでもない」

 ホワイティングは、今季はエナジーストアは2基までしか使用できないため、新たにセンサーを取り付けるのは容易なことではないと述べた。

「それら(エナジーストア)は封印されているだけではなく、1シーズンで2基までしか使用できないため、簡単ではない。単にそれからセンサーを引きちぎり、新たなセンサーを取り付けるというわけにはいかない」

「追加のセンサーを取り付けられるのがいつになるかは分からない。おそらく、来年までは無理だろう」

 ホワイティングは、今回の問題はFIAが対処に取り組むにあたって複雑な問題だったと認めた。

「我々は、MGU-Kに供給されている電力が適正なものであるかということを、完全に納得できるところまで到達しようとしている」

「我々が見たものを正確に説明するのは難しかった。フェラーリは、他の誰にとっても非常に複雑で全く異なるシステムなのだ。マシンの他の部分と同じように、これらのことを我々は理解する必要がある。何が起きているのかを理解するのに、少し時間がかかった」

「ご存じの通り、マシンがルールを遵守しているか、我々に納得させるのはチームの義務だ。だが、彼らは我々を満足させる方法を探していた」

「フェラーリがコミュニケーションを怠ったと考えるのは間違いだ。彼らは全面的に協力してくれた。システムの仕組みを我々に理解させるのは、非常に面倒で細かい仕事だっただろう。それゆえ、我々は必要としていた安心感を得られている」

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シリーズ F1
執筆者 Adam Cooper
記事タイプ 速報ニュース