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スピード不足露呈したフェラーリ、開発凍結で八方塞がり? 信頼性が唯一の好材料か 

フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは、パワーユニットの開発が凍結されていることから、ストレートスピードで劣る現状を大幅に改善するのは難しいと考えている。

Charles Leclerc, Ferrari SF1000, leads Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35, and Lance Stroll, Racing Point RP20

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 F1開幕戦オーストリアGPでシャルル・ルクレールが2位表彰台を獲得したフェラーリ。ただその結果とは裏腹に、そのマシン性能には疑問が残る週末となった。

 ルクレールが予選Q3で記録したタイムは、ポールポジションのバルテリ・ボッタス(メルセデス)よりも約1秒遅く、メルセデス勢やレッドブル勢だけでなく、マクラーレンのランド・ノリスやレーシングポイントのセルジオ・ペレスからも後れを取った。セバスチャン・ベッテルに至っては、Q3に進むことすらできず11番手となった。

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 決勝こそルクレールが波乱に乗じて2位に入ったものの、レースを通してバトルしていたのはマクラーレンやレーシングポイントであり、メルセデスやレッドブルが繰り広げていたトップ争いに絡むことはできなかった。

 この結果を受けて、フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットは次のようにコメントし、現状を劇的に改善することは難しいと述べた。

「ここオーストリアで見たものは、バルセロナ(プレシーズンテスト)と良く似ている」

「マシンのデザイン、挙動、特に空力にいくつかの不具合があるので、我々はマシンを改善する必要がある。開発はロックダウンが終わった後にすぐ始めていて、近い内にサーキットにアップグレードを持ち込めることを期待している」

「昨日の予選を見ていると、我々はポールタイムから1秒遅れていた。その内コンマ3秒はコーナーリングで、残りのコンマ7秒はストレートで失っていたのだ。これはかなり難しい状況だと思う。なぜならパワーユニットの開発は凍結されているからだ」

「ストレートスピードは(エンジンパワーだけでなく)ドラッグ(空気抵抗)によっても変わるが、ドラッグはすぐに対処できるものではないので、昨日の結果は少しガッカリするものだった。とはいえ、データを分析して、今後何ができるかを見ていくつもりだ」

 ライバルに対してストレートスピードが劣る原因は、パワー不足、ドラッグ、どちらにあると考えているのか? そう尋ねられたビノットはこう答えた。

「どちらもあると思う。エンジンパワーの問題もあるだろうし、マシン自体のドラッグの問題も少しあるだろう。ただエンジンパワー(に関する開発)は凍結されているし、ドラッグに関してはあまりできることがない。そこが懸念される部分だ」

 オーストリアGPではレッドブルが電気系統と見られるマシントラブルで2台ともリタイアに追い込まれ、メルセデスの2台もギヤボックスのセンサーのトラブルによって完走が危うい状況に追い込まれるなど、信頼性のトラブルが多発した。しかしフェラーリは2台揃ってノートラブルでレースを終えた数少ないチームのひとつである。

 ビノットは今季信頼性の向上に力を入れていたと言い、1週間後に開幕戦と同じくレッドブルリンクで行なわれる第2戦『シュタイアーマルクGP』でも信頼性が鍵になってくるだろうと予測した。

「信頼性は確かに重要だ。レースで勝つためには、そもそも完走する必要があるんだ。我々は昨年、信頼性が少し低かったので、今年は信頼性向上にかなり力を入れていた」

「今日はとても暑く、パワーユニットがオーバーヒートしていた。おそらく来週のレースはもっと暑くなるだろう。そういったことがシーズン序盤の鍵を握る要素になってくるかもしれない」

 

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