フェラーリのエネルギー不正使用疑惑、モナコGPで無罪が証明される

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フェラーリのエネルギー不正使用疑惑、モナコGPで無罪が証明される
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2018/05/28 9:27

FIAは、フェラーリのバッテリーシステムに関する調査を終え、不正が行われていたことを疑う余地はないと明らかにした。

Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H, leads Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Sebastian Vettel, Ferrari SF71H
Race winner Daniel Ricciardo, Red Bull Racing, is sprayed with Champagne
Race winner Daniel Ricciardo, Red Bull Racing, Adrian Newey, Chief Technical Officer, Red Bull Racing, second place Sebastian Vettel, Ferrari, third place Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, on the podium

 ここ数週間、フェラーリは巧妙な手法を用いてルールをかいくぐり、許されている以上のエネルギーを使用してアドバンテージを得ているのではないかという疑惑をかけられていたが、FIAが追加の調査を行った結果、不正の証拠はなかったと明かした。

 レギュレーションでは、MGU-Kの最大出力は120kWと規定されており、エナジーストアからMGU-Kに供給できるエネルギー量は、1周あたり4MJまでと定められている。しかしながらフェラーリのバッテリーシステムは許可された以上のエネルギーを、FIA供給のセンサーによって捕捉されることなく使用できるようになっているのではないかという”噂”が広まり、この件について公式に抗議が行われる可能性もあった。

 この件について、F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングが初めて言及。アゼルバイジャンGPの際に、メルセデスのテクニカル・ディレクターであるジェームス・アリソンが、フェラーリの疑惑についてFIAにアプローチしてきたと明かした。

 メルセデスは、フェラーリのあるパフォーマンス特性が説明できないとして、状況を明確にすることを望んだのだ。

 FIAは、フェラーリのバッテリーの特性を完全に説明するのは難しいと示唆していたにもかかわらず、この件に関して正式な調査を開始。その結果、モナコで”予想外なことは何も起こっていない”との結論を出した。

 ホワイティングは、ロイター通信に対して「バクーでは、説明が難しいのではないかと懸念していたが、我々はその問題を解決した」と話した。

「(規則書には)自分たちのマシンが常にルールを遵守していることを、FIAに納得させるのが競技者にとっての義務であると、ルールには書かれている。彼ら(フェラーリ)にとってそれが困難なところもあったが、今や我々は納得している」

 ホワイティングは、この件に関する無罪の証明は簡単なモノではなかったと語り、フェラーリがやっていたことの一部に、理解しにくい側面があったと付け加えた。

「データの中には、我々が理解できないものもあった……我々はそれをフェラーリと共に調査した。彼らはそれについて説明したが、その説明は説得力を伴っていた」

「我々はその真相を探ろうとしていたし、スペインでは我々が確実に理解出来るように、彼らはいくらか措置を施していた。我々はそれを見て満足している」

 また、FIAは調査が進んでいる間、この問題についての噂が一人歩きしていたことに不満を表明した。

「この問題は、根も葉もない憶測としてパドックに広まり、悪化していった」とホワイティングは述べた。

 FIA会長のジャン・トッドは「もしチームに何らかの疑念があれば、彼らは抗議を行うことができる。問題解決に取り組むために”報道を操作”するよりは、はるかに健全なことだ」と釘を刺している。

 なお、フェラーリはこの件に関してコメントを出していない。

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シリーズ F1
イベント モナコGP
ロケーション モンテカルロ
チーム フェラーリ 発売中
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