ハミルトン、カナダはフェラーリ優勢予想「アップデートの遅れが痛い」

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ハミルトン、カナダはフェラーリ優勢予想「アップデートの遅れが痛い」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/06/08 5:09

ハミルトンは、メルセデスがPUアップデートの延期を決めたことで、カナダGPはフェラーリが優勢の、苦しい戦いになると予想している。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, leads Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H, and Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 W09
Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H, leads Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 in the Press Conference
Valtteri Bottas, Mercedes-AMG F1 in the Press Conference
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, arrives at the circuit
Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1
Sebastian Vettel, Ferrari
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 signs autographs for the fans
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 fans balloon helmet
Sebastian Vettel, Ferrari walks the track
An inflatable in the style of the helmet of Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, is carried by a fan

 ルイス・ハミルトンは、メルセデスが”品質問題”によりパワーユニット(PU)のアップデート導入延期を決定したことで、カナダGPは苦しい戦いになると予想。特に、フェラーリがアドバンテージを持っていると考えているようだ。

 メルセデスは3チーム6台に、カナダGPでアップグレード版のPUを供給する予定だったが、ベンチテストで信頼性が確認できなかったとして、導入延期を決定した。

 現在、メルセデス陣営のいずれのドライバーもICE(内燃機関)やターボチャージャー、MGU-Hを交換しておらず、これまでのところ同じPUで6レースを戦ってきている。今季は全21戦を最大3基のPUで戦わなければならないため、走行距離的には理想的とも言える。

 しかしワークスチームのメルセデスは、パワーが重要なカナダGPで新スペックのPUを導入し、逆にパワーがそれほど重要では無いハンガリーGPを旧スペックのPUに戻して戦う予定だったのだという。

 ハミルトンはアップグレードの延期に加えて、走行距離が多くなってきたことによるパフォーマンス劣化が避けられないことから、今週末は厳しい戦いになると考えているようだ。

「ここはパワーサーキットだから、間違いなく(アップグレードは)助けになっただろう。それが僕たちの目標だった」とハミルトンは語った。

「みんなができる限りの仕事をしてくれた。そして、それを導入しないという賢明な判断を下さなければならなかった。間違いなく残念だ。アップデートなしでやってみなくちゃならない」

「それはおそらく、僕たちのパフォーマンスが最高ではないということを意味する。このエンジンは7レース目だ。エンジンのライフを通して同じパフォーマンスを発揮するというのは僕たちの目標だけど、レースを経るごとに劣化し、馬力を失っていくのが自然なんだ」

「例えば7000kmも走れば、間違いなくパフォーマンスは悪くなる。そしてパワーサーキットでは、その問題が深刻化するんだ」

 フェラーリがカナダでアドバンテージを持っていると予想するかと訊かれると、ハミルトンは「ああ、特に彼らのPUがアップグレードされていればなおさらだ。だから難しい週末になるだろう」と答えた。

「エンジンにとって厳しいサーキットで7戦目を迎えているから、僕が望んでいるのは信頼性だけだ。それだけが僕の懸念だ」

「当然、僕はここで勝つつもりでいる。だけど僕が言ったように、フェラーリがアップグレードを持ち込んでいて、それが0.1秒から0.2秒速くなると厳しい。フェラーリは特にストレートで強いから」

「それに僕たちが対抗できるかどうかを見るのは興味深いだろうが、僕たちは全力で戦う。それは確かだ」

 一方、チームメイトのバルテリ・ボッタスはアップグレードの遅れはそれほど影響が大きくなく、”ちょっとしたペナルティ”に過ぎないと主張した。

「当初、僕たちは新しいPUをこのレースに持ち込むことを期待していた。でも、それは旧スペックに比べるとパフォーマンス向上は小さい」

「いくつか問題が発見されたので、安全のためにそれを完璧にする必要がある。2週間後(のフランスGP)でそれを使えることを願っている」

「確かに新しいPUを使えば少し良くなるだろうけど、古いエンジンも悪いものではない。まだPUは健全な状態だし、信頼性があるのでその点は心配していない」

「ブダペストで旧スペックのPUを使う予定だったが、その代わりに新しいPUを使うことになる。ちょっとしたペナルティにはなるだろうし、ここでそれを使っていた方が良かったのは間違いないが、仕方ないことだ」

 またハミルトンの心配とは対照的に、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、走行距離がパフォーマンスに影響を及ぼすことを否定しており、メルセデスが今週それほど苦戦するとは思っていないようだ。

「僕たちは素晴らしく良い仕事をしていて、マイレージの影響はそれほど大きくない」

「走行距離が2500kmを過ぎても、その影響でパワーを失っているということはない。それは僕たちにとってはそれほど問題じゃない」

「それに彼ら(メルセデス)と現代のエンジンなら、それほど大きな問題になるとは思っていない」

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