ハミルトン、 キャリアステージの違いがタイトル争いに表れる「フェルスタッペンくらいの頃は僕もミスばかりしていた」

ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、今季の”ライバル”マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)とのタイトルに向けたアプローチの差異は、ふたりのキャリアステージの違いから生じるものだと考えている。

ハミルトン、 キャリアステージの違いがタイトル争いに表れる「フェルスタッペンくらいの頃は僕もミスばかりしていた」

 ルイス・ハミルトン(メルセデス)は、リスクを最小限に抑える自身の走りと限界まで攻め続けるマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)のタイトル獲得に向けたアプローチの違いは、両者がそれぞれ異なるキャリアステージにいるからだと考えている。

 シーズン序盤から激しいバトルをコース上で展開してきたルイス・ハミルトン(メルセデス)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。これまでふたりは数回レースで接触し、両チーム代表はコース上でのバトルに呼応するかのように毎戦場外乱闘を続けている。

 イギリスGPではオープニングラップで両者が先頭争いをする中、コプスコーナーをフェルスタッペンの右リヤタイヤにハミルトンの左フロントタイヤが接触。結果としてフェルスタッペンがアウト側のバリアまで弾き飛ばされることになった。

 イギリスGPから4戦後のイタリアGPではレース26周目にハミルトンとフェルスタッペンがターン1から続くシケインに横並びで侵入。ターン2でイン側を走ったフェルスタッペンが行き場を失い、縁石を乗り上げハミルトンのマシンにヒット。フェルスタッペンのマシンがハミルトンのマシンに覆いかぶさるような形で両者はリタイヤを喫した。

 直近では、サンパウロGPのレース48周目のターン4で首位を走るフェルスタッペンがワイドに走り、後方から迫るハミルトンをランオフエリアへ追いやった。上記の接触とは異なり、このインシデントでフェルスタッペンはペナルティを受けることはなく、メルセデス陣営からはレース後に再審議の請求がFIAに提出されるなど物議を醸した。

 しかし、ハミルトンとフェルスタッペンはコース上で激しいタイトル争いを繰り広げているが、コース外では表立って敵対を見せておらず、こうした状況を当事者であるハミルトンは珍しいことだとは捉えていない。

 そして、バトルにおけるふたりのアプローチの違いは、それぞれが異なるキャリアステージにいることが関係しているのではないかとハミルトンは指摘している。

 22歳でマクラーレンからF1に昇格しこれまで7度タイトルを獲得してきた36歳の”ベテラン”ハミルトンと、17歳でデビューし今年初めてタイトル獲得を目指す24歳の”新進気鋭”フェルスタッペンではタイトル獲得にかける思いも異なってくるということだ。

「僕はこれまで、表情と本心が異なるドライバーたちとレースをしてきたんだ」とハミルトンは語る。

「36歳の僕は、長いことこの仕事をしてきた。だから、ある意味良い面も悪い面も持ち合わせているドライバーと対峙するのは初めてじゃない。僕はそういう状況に対処するには良いポジションにいると思う。特に脚光を浴び、プレッシャーのかかるスポーツではね」

「僕は彼がとても速いドライバーだと分かっているし、彼は時間が経つにつれて成長し、ますます強くなっていく。間違いないね」

「24か25歳くらいの時の自分を振り返ってみると……いやあ、あの頃の僕はミスばかりしていた」

「僕にはスピードはあったけど、マシンを降りたところで色々と経験していたし、上位にいることで脚光を浴びてプレッシャーも感じていた。当時の僕はあまり素行が良くなかったと思うから、誰に対しても悪く思ったりしていないよ」

 
 
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