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ホンダF1、新王者フェルスタッペンに“幻の”日本GP優勝トロフィーを贈呈

マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はF1最終戦アブダビGPでドライバーズチャンピオンに輝き、ホンダF1に30年ぶりのタイトルをもたらした。そのホンダは、開催中止となった2021年日本GPの優勝トロフィーを贈呈した。

Max Verstappen, Red Bull Racing, 1st position, Masashi Yamamoto, General Manager, Honda Motorsport, with a trophy

Andy Hone / Motorsport Images

 ホンダF1は、アイルトン・セナ以来30年ぶりのタイトルをホンダにもたらした新王者マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に、当初日本GPで勝者に渡されるはずだったトロフィーを贈呈した。

 2021年シーズンを最後にF1から撤退するホンダとしては、アブダビでの大一番が有終の美を飾る1戦になった。オールホンダで臨んだ第3期は、ジェンソン・バトンの1勝(2006年ハンガリーGP)に留まった上、撤退後の2009年にはホンダF1を母体としたブラウンGPがダブルタイトルを手にしていた。

 F1の“パワーユニット(PU)時代”到来から1年遅れ、2015年にマクラーレンとともにF1へ復活を遂げた第4期ホンダ。マクラーレンの黄金時代を築き上げた最強タッグの復活と謳われたが、ホンダPUの信頼性・パフォーマンス不足、マクラーレンのシャシーのパフォーマンス不足に苛まれ、その年のコンストラクターズランキングは9位。2016年は6位まで回復するも、2017年は再び9位と低迷を極めた。

 マクラーレンとホンダはそのシーズンで袂を分かち、ホンダは新たにトロロッソ(現アルファタウリ)とパートナーシップを締結した。2018年のパフォーマンスが認められ、ホンダは翌2019年から親チームのレッドブルにPUを供給。2シーズンを経て、2021年は「レッドブル・ホンダ」としてタイトル獲得に挑んだ。

 そのレッドブル・ホンダとフェルスタッペンの前に立ちはだかったのは、かつてのブラウンGP、イギリス・ブラックリーを拠点とするPU時代の王者メルセデスとルイス・ハミルトンだった。

 フェルスタッペンは、7度のF1世界チャンピオンであるハミルトンとシーズンを通じてバトルを展開……激しいタイトル争いの中で時にはクラッシュ、相討ちと物議を醸すアクシデントも多々見受けられた。同点で迎えた最終戦アブダビGPでの頂上決戦は最終盤までもつれ込み、運を味方につけたフェルスタッペンが最終ラップでハミルトンを抜き去りトップチェッカー。悲願のワールドチャンピオンの座を手にした。

 

 レッドブルとしては2013年のセバスチャン・ベッテル(現アストンマーチン)以来、ホンダF1としては1991年のアイルトン・セナ以来のドライバーズチャンピオン獲得となった。

 ホンダは、栄冠をもたらしたフェルスタッペンに“ふたつ目の”世界王者トロフィーを贈呈。そのトロフィーは、ホンダがタイトルスポンサーを務める日本GPで勝者に授与されるはずだったモノ。新型コロナウイルスの感染拡大によって凱旋レースとなるはずだった日本GPは中止となり、ホンダがデザイン・制作した幻のトロフィーは10月にホンダウエルカムプラザ青山で行われた特別展「Honda F1 2021 2nd Stage ~夢は挑戦の先にしかない~」で一般公開されていた。

 F1に参戦しているチームやドライバーへの感謝をコンセプトに制作されたこのトロフィー。黄金に輝く球体部分では、F1が世界各国を飛び回る地球を組子細工の「麻の葉」模様で表した。日本古来より、神事に用いられる麻には魔除けの意味があるとされ、優勝したドライバーとチームの活躍を祈念する意図があった。

 また、トロフィーの台座となる部分はエンジンのピストンをイメージした意匠が施されている。優勝者の「1」が刻印されていた台座のプレートはフェルスタッペンへの贈呈に際して変更され、感謝の意を込めて「ありがとう」の文字が「2021 WORLD CHAMPIION」と共に刻まれた。

 
 
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