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ホンダ、2021年限りでのF1参戦終了に八郷社長「優勝という一定の目標を達成できた」

ホンダは、2021年シーズンをもってF1へのパワーユニットサプライヤーとしての参戦を終了することを決定。八郷隆弘社長は一定の目標を達成できたと、これまでの活動を評価した。

Masashi Yamamoto, General Manager, Honda Motorsport

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 10月2日(金)、ホンダはオンライン記者会見を行ない、2021年シーズンをもってパワーユニットサプライヤーとしてのF1参戦終了を発表。ホンダの第4期F1活動は、2015年から2021年までの7年間で幕を閉じることになる。

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 本田技研工業株式会社の代表取締役社長である八郷隆弘氏は、レッドブルおよびアルファタウリとの連携の下、高い競争力を発揮できたと感謝し、優勝するという大きな目標を達成したと評価した。

「ホンダはこの度、F1世界選手権へのパワーユニットサプライヤーとしての参戦を、2021年シーズンをもって終了することを決定いたしました」

 そう八郷社長は語った。

「F1で自らの持てるエネルギーマネジメント技術をもって勝利することを目指し、2015年からチャレンジを開始し、今年で6年目のシーズンを迎えています。参戦当初は性能や信頼性で苦戦し、厳しい戦いが続きましたが、航空機エンジンの技術を活かした性能向上や、量産技術を活用したエンジンの燃焼効率向上など、オール・ホンダの総合力を発揮することで競争力を大幅に高めることができました」

「また、F1を戦う上で重要な要素となるパートナーについても、2018年からスクーデリア・アルファタウリ、加えて2019年からはレッドブル・レーシングと、素晴らしいチームに恵まれました。当時、スクーデリア・トロロッソだったアルファタウリのメンバーは、ホンダの可能性を信じて契約をしていただき、その後も全力でホンダをサポートいただきながら、二人三脚で共に進化を続けてきました。先日のイタリアグランプリでのアルファタウリ・ホンダとして初めての優勝は両社がチャレンジを始めて50戦目の節目でした。これまでの努力が実を結んだ結果であり、ホンダとして言葉にはできないほどの嬉しさでした」

「レッドブル・レーシングとはトップチームとして勝てる体制の下、『優勝』という明確な目標を定め、強いパートナーシップを築いてきた結果、高い競争力を発揮することができています。両チームとの強固なパートナーシップと高い競争力を得た結果、昨シーズンは3勝、今シーズンも現時点で2勝を挙げることができています。大きな目標としてきた優勝を実現できたことに対し、レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリの両チームには、改めて、感謝したいと思います」

「また、参戦決定以来、さまざまなサポートをいただいたFIA、フォーミュラ・ワンの皆さま、関係者の方々のご支援に御礼を申し上げます。そして、何よりも熱いご声援をいただいている多くのファンの皆さまに感謝いたします。本当にありがとうございます」

 ホンダは今回のF1参戦終了の理由について、将来のカーボンニュートラル実現に取り組むため、経営資源の集中が必要だと判断したためだと説明している。八郷社長は、F1で培った技術と人材を活用し、新たなチャレンジをしていくと話した。

「一方、私どもホンダの事業環境に目を向けますと、自動車業界は100年に一度と言われる大転換期を迎えています。ホンダも将来の新たなモビリティ、そして、新たな価値創造に向けて注力していくことは以前よりお話しさせていただいています」

「なかでも、環境への取り組みはモビリティメーカーにとって最重要テーマのひとつとして捉えています。2011年には『自由な移動の喜び』と『豊かで持続可能な社会』の実現をビジョンに掲げ、地球環境に与える負荷をゼロにすることを目指し取り組みを進めてきました。このたび、Hondaはこの取り組みをさらに加速させ持続可能な社会を実現するために『2050年にカーボンニュートラルの実現』を目指すことを決意しました」

「将来、カーボンニュートラルを実現するために、今回大きく舵を切り、この新たなパワーユニットとエネルギーの研究開発に経営資源を集中していきます。その一環として、今回F1で培ったエネルギーマネジメント技術や燃料技術、そして人材を先進パワーユニットとエネルギーの研究開発に振り向けることにしました。こうして、さらに強化した研究開発体制の下、先進パワーユニットとエネルギー技術の創造、そして、将来のカーボンニュートラル実現に集中して取り組んでいきます」

「F1では、優勝という目標を達成でき、一定の成果を得ることができました。その力をこれからは、パワーユニットとエネルギーのカーボンフリー化『カーボンニュートラル実現』という新しいフィールドでの革新に注ぎます。これはF1同様に大変難しいチャレンジであり、社会とともに取り組んでいくべき大きなチャレンジとなります」

「本日の発表は『カーボンニュートラル実現』という新たな挑戦に向けた決意表明でもあります。Hondaは、ステークホルダーの皆さまとともに、カーボンニュートラル社会の実現を目指し、Hondaの総力を挙げてチャレンジをしていきます」

 今季のF1は残り7レース。八郷社長は、活動を終了する来季最後のレースまで全力で戦い抜くと誓った。

「ホンダは、創業以来モータースポーツへの挑戦を通じて技術の進化と技術者の育成、そして、勝利を目指す熱い情熱を育んできました。レース活動はホンダのDNAです。これからも熱い想いを持って参戦しているカテゴリーでのナンバーワンを目指し、チャレンジすることに変わりはありません」

「ファンの皆さまのご期待に応えるべく、今シーズンの残り7戦。そして、2021年シーズンに向けては、よりパフォーマンスを高めた新しいパワーユニットも投入し、レッドブル・レーシング、スクーデリア・アルファタウリとともに、さらなる勝利を目指して最後まで全力で戦い抜きます」

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