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ホンダにとってメルセデスは“想定外の速さ”?「予選では驚かされた」と山本MD

ホンダの山本雅史F1マネージングディレクターは、新型コロナウイルスの影響によるファクトリー閉鎖がパワーユニットの開発プログラムに影響を与えたことを認め、メルセデスの進歩には驚かされたと語った。

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11 and Alex Albon, Red Bull Racing RB16

Lewis Hamilton, Mercedes F1 W11 and Alex Albon, Red Bull Racing RB16

Steven Tee / Motorsport Images

 2020年シーズンのF1は新型コロナウイルスの影響により開幕が7月まで遅れることとなった。これにより、FIAは通常夏休み期間に設けているファクトリー閉鎖期間を4〜6月に変更し、ホンダなどのパワーユニット(PU)メーカーもこの規則の対象とした。ホンダのF1マネージングディレクター(MD)を務める山本雅史曰く、この閉鎖期間はPU開発に少なからず影響を与えたようだ。

 開幕戦以降のPU開発が凍結されたことにより、ホンダはファクトリー閉鎖期間が終了してすぐ、開幕戦のオーストリアGPに向けて出来るだけ多くのアップデートを行なうために準備を強いられた。

 オーストリアGPでは、メルセデスが終始圧倒的なパフォーマンスを見せた。その一方でレッドブル・ホンダは、予選でマックス・フェルスタッペンがポールタイムからコンマ5秒差の3番手、決勝では2台共に電気系統のトラブルに見舞われるなど、課題の残る週末となった。ただPUそのものにダメージはないようで、第2戦シュタイアーマルクGPでも同じPUを再び搭載する。

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「中断期間中、FIAと全てのPUメーカーが、閉鎖期間を設けることに同意しました」と山本MDは語る。

「そのため我々のファクトリーでもシャットダウンを行ない、開発を停止しなければいけませんでした。そのため、当初予定していた開発スケジュールとは少しズレが出てしまいましたが、計画を立て直し、7月からの再開に向けて準備を進めてきました」

「新型コロナウイルスのパンデミックを受けたレギュレーション変更により、FIAはシーズン中のPUのアップデートを禁止しました。そのため、オーストリアで使用したスペックをシーズンの終わりまで使用しなければなりません」

「当初はシーズン中にいくつかのアップデートを計画していたので、その計画を変更してオーストリアGPまでに全てをまとめ上げる必要がありました」

 山本MD曰く、開幕戦でホンダPUは期待通りのパフォーマンスを発揮したものの、ライバルであるメルセデスの進歩が予想外に大きかったという。

「プラクティスでは、ダイノテストで期待されていた通りの結果が出ていました。ロングランでは特にそれが顕著でした」

「よって全てが計画通りだったのですが、我々が驚かされたのはメルセデスの進歩です。特に予選では、彼らとのギャップに少し驚かされました」

「予選ではメルセデスの後塵を拝しましたが、決勝でのパフォーマンスを見る限り、(今後も)少なくとも日曜は彼らに対抗できそうです。それはポジティブなことでしたが、我々は様々なトラブルが再発しないようにしなければなりません」

「2台共に電気系統のトラブルだったので、配線やPUそのもののチェックはできる限りしていきます」

「マックスとアレックスに起こったインシデントはそれぞれ別の問題であることは明らかですが、今週末も同じPUを使うことができますし、調査をした上で対策も練っていますので、(開幕戦と第2戦が)同じ会場であることの恩恵を受けられればと思います」

 また山本MDによると、現在のPU開発について信頼性向上に関する作業が引き続き進められるが、パフォーマンス面においてはより長期的なものに焦点が移っており、2021年に向けて導入できるアップデートを準備していくという。

「必要であれば信頼性向上にも取り組んでいきますが、パフォーマンスに関しては(開発凍結で)何もできないので、今は2021年のPUに焦点を当てています。今後はそういった方針になると思います」

「開幕戦の後、もちろんいくつかの課題も見えてきましたが、特に予選でのパフォーマンスに関しては、レギュレーションの範囲内でなんとか改善しなければいけません」

「ただ、レースでは良いパフォーマンスを見ることができましたし、メルセデスにも対抗できると思っています。ですから今シーズンも彼らと常に戦い続けたい、というのが我々の目標です」

 

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