ホンダF1田辺TD、高地メキシコでの一戦に向け「最善を尽くして臨む」
ホンダの田辺豊治テクニカルディレクターは、普段とは異なる条件でのPU運用が求められるメキシコGPに向けて、最善を尽くして戦うと語った。
写真:: Zak Mauger / Motorsport Images
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが、今週末に開催されるメキシコGPに向けてコメントを寄せた。
2年ぶりの開催となったメキシコGP。舞台となるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、標高約2300mと高地に位置している。その分、空気の密度は薄いため、パワーユニット(PU)はその薄い空気に合わせた調整が求められる。
ホンダのPUはこれまで、高地を得意とする傾向を示してきた。また、レッドブルのセルジオ・ペレスの母国レースということもあり、大きな期待が寄せられる。
「今週末はレッドブル・レーシングのペレス選手の母国、メキシコでレースが開催されます。今シーズンも残り5戦となりました。まずはここメキシコから始まり、ブラジル、カタールにかけての3連戦に向かいます」
田辺TDは、チームのプレスリリースでそう語った。
「今回のレースの舞台となるエルマノス・ロドリゲス・サーキットは、海抜約2300mに位置し、カレンダー中で最も標高が高いサーキットです。標高が高く気圧が低いので、空気密度が低くなることから、PUや車体に多くの影響を及ぼします」
「具体的には、ターボの仕事量が平地と比較して多くなったり、エアロ効率や冷却効率の低下などといったことが起こります。したがって、車体・PUともに平地とは異なる環境に合わせたセッティングや、エンジンキャリブレーションが求められます。過去のデータをもとに今年のPUに合わせたセッティングを準備し、さらに実際の走行データをもとに最適化を進めていきます」
田辺TDが言及したように、F1はメキシコGPから3週連続でレースを開催する。この連戦をどう戦い抜くかで、メルセデスおよびルイス・ハミルトンと、レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンと繰り広げているタイトル争いの行方は大きく左右される。
田辺TDは、これまで以上に大事な一戦となる終盤戦に向けて、最善を尽くすと意気込んだ。
「チャンピオンシップを戦う中で、ここから最終盤に向けて、一戦一戦が今まで以上に大切になります。チームとともに十分に準備を整え、いい戦いができるように最善を尽くして臨みます」
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