3連戦最後のイタリアGPで2度目のスプリント予選実施! ホンダ田辺TD「短時間でいかに最適化できるかが肝」
ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、2度目のスプリント予選が実施されるイタリアGPに向けて、迅速な対応ができるよう準備を進めたいと語った。
Max Verstappen, Red Bull Racing RB16
Mark Sutton / Motorsport Images
サマーブレイク明けから3連戦が行なわれているF1。今週末はその3戦目、第14戦イタリアGPが開催される。
ホンダ陣営では、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがベルギーGP、オランダGPと連勝。ベルギーGPが悪天候によりハーフポイントとなったが、メルセデスのルイス・ハミルトンを逆転し、ポイントリーダーとしてイタリアGPに臨む。
イタリアGPを前に、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが、プレスリリースにコメントを発表。昨年はイタリアGPでアルファタウリのピエール・ガスリーが初勝利を飾っているだけに、思い出深いレースだと語った。
「先日のオランダGPでは大きなファンの声援の中、フェルスタッペン選手が母国GPで勝利を収め、ホンダF1にとってもまた一つ忘れられないレースが増えました」
「今週はモンツァ・サーキットでイタリアGPが開催されます。モンツァには例年フェラーリの熱心なファンが詰めかけますので、先日のオレンジ一色のザントフールト・サーキットから、今回は真っ赤に染まるファンに迎えられての戦いとなります」
「昨年のイタリアGPは、2018年のスクーデリア・トロロッソ時代から共に戦っているガスリー選手が、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのホームレースで自身F1初勝利を遂げた、我々にとって思い出に残っているレースです」
なお、今年のイタリアGPはイギリスGP以来となる今季2度目のスプリント予選レースが実施されるグランプリとなる。金曜日午後に行なわれるノックアウト予選の段階でマシンがパルクフェルメ状態となり、大きな変更ができなくなるため、チームは短い時間でマシンのセットアップを整えなければならない。
田辺テクニカルディレクターは、事前に様々な想定をした上で、迅速な対応ができるような準備を整えてレースに望みたいと語った。
「F1屈指の高速サーキットとして名高いモンツァは、4本の長いストレートがあり、スロットルの全開率が高いため、PUにとって大きな負荷が掛かります。そのストレートを結ぶ3つの低速シケインがあることから、高速と低速のバランスが要求されるのがこのサーキットの特徴です」
「また、本イベントは今シーズンから導入され、英国GP以来2回目となるスプリント予選形式で行われます。初日の金曜日、1時間のFP1走行後に予選が行われ、それ以降はパルクフェルメとなるため車体、PUともにセッティング変更ができなくなります。したがって、車体、PUともに短い時間の中でいかにセッティングを最適化できるかが肝になってきます」
「シルバーストーンでの経験も踏まえ、様々なセットアップを事前に想定した上で、迅速に対応していけるよう、十分に準備を進めて臨みたいと思います」
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