ジャック・ビルヌーブ、父ジルのカナダGP優勝マシンのドライブが決定

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ジャック・ビルヌーブ、父ジルのカナダGP優勝マシンのドライブが決定
執筆: Glenn Freeman
2018/06/08 5:55

ジャック・ビルヌーブは、父ジルがカナダGPで初優勝を飾った際のマシンをドライバーズパレードで走らせることが決まった。

Gilles Villeneuve’s winning Ferrari T3
Gilles Villeneuve’s winning Ferrari T3
Gilles Villeneuve’s winning Ferrari T3
Gilles Villeneuve’s winning Ferrari T3
Gilles Villeneuve’s winning Ferrari T3
Jacques Villeneuve, Joann Villeneuve, Francois Dumontier

 元F1チャンピオンのジャック・ビルヌーブは、父ジル・ビルヌーブが1978年に母国レースであるカナダGPで初優勝を飾った時のマシン『フェラーリ312T3』をドライブして、ドライバーズパレードを先導することが決まった。

 かつて2004年のグッドウッド・フェスティバルでも312T3をドライブした経験を持つジャックは、日曜日の決勝レース前に行われるドライバーズパレードでこのマシンに乗り込む予定だ。ドライバーズパレードでは、彼はドライバーらの乗るオースチン・ヒーレーを先導するかたちでサーキットを1周する。

 カナダGPの会場であるジル・ビルヌーブ・サーキットのスタート/フィニッシュラインには”Salut Gilles”(フランス語で『やあ、ジル』という挨拶を意味する)というメッセージが書かれているが、今週末はジルが優勝してから40周年ということで、そこに”40 ans”(40年)と付け加えられている。

 木曜日、サーキットのスタート/フィニッシュラインを訪れたジャックは「モントリオールでF1に乗って先頭を走るのは初めてのことだから、最高だ」と冗談交じりに語った。

「時間が経つにつれて、(父ジルの記憶は)より意味を持つようになる。ファンや人々、このスポーツの歴史にとって何を象徴しているのかわかるだろう。僕自身にも子供がいるし、よりそれを感じている」

「僕はグッドウッドでこのマシンをドライブしているし、すでに乗ったことがある。難しいマシンだし、まるでツナ缶の上に座っているようだ」

「自分の足元をみれば、その周りはプラスチックに囲まれているんだ。それはマシンのボディワークで安全だと感じるけれど、ただのプラスチックなんだ」

「だけど、当時にしてはどれほど進化したマシンであったかを考えると、とても素晴らしいものだ」

 ジャックの母ジョアン・ビルヌーブと、カナダGPの代表を務めるフランソワ・デュモンディアも、彼と共にスタート/フィニッシュラインを訪れていた。デュモンディアは、この企画を実現するために力を貸した人物でもある。

 ジョアンは、次のようにコメントした。

「ジルがここモントリオールで優勝した時のマシンを走らせるために、フランソワの助けを借りて懸命に仕事を進めてきました。それゆえ今週末は私にとっても非常に光栄なことです」

「本当に特別なことです。とても素晴らしいたくさんの感情を思い出させるものなのです」

「もし私たちが(1978年のカナダGP優勝を)台本として書いていたら、それは許されなかったでしょう。それは、(優勝が)それほどまでに信じられないようなものだったからです」

「あのシーズンは彼にとって非常に厳しいものであり、チームはジルについてナーバスに思い始めました。ですが彼の初優勝を見たのですから、それは今も私と共にあります」

「世界での彼のドライビングキャリアのためにも、優勝することは非常に重要なことだったのです。そういうもの全てが混ざって、まるで魔法のような瞬間でした」

 なおカナダGPにおけるジャックのベストリザルトは、初挑戦となった1996年の2位だ。確かに彼はこのサーキットでリードラップを走ったことはないが、この時ラップリーダーだったデイモン・ヒルがピットストップを行った後、彼はピットストップを行うまでの間に先頭を走っていた。

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シリーズ F1
執筆者 Glenn Freeman
記事タイプ 速報ニュース