マクラーレン、300億円分の株売却。ニコラス・ラティフィ父が新株主に
マクラーレン・グループは、カナダのマイケル・ラティフィ氏が約300億円分の投資を行い、新たに同社の株主に加わったと発表した。
写真:: Andrew Hone / Motorsport Images
マクラーレン・グループは、ロン・デニスが同社の株を売却して以来となる新たな株主として、マイケル・ラティフィ氏が加わったと発表した。
ラティフィ氏は、F2に参戦しながら、フォースインディアのテストドライバーを務めるニコラス・ラティフィの父である。彼は、自身が管理している会社を通じて、2億ポンド(約299億円)分の投資を行い、普通株式88万8135株を手にするようだ。
これまで長年マクラーレンに貢献してきたロン・デニスが株式を売却し、マクラーレン・グループの株主はサウジアラビア人の大富豪であるマンスール・オジェや、バーレーンの王立ファンドであるマムタラカトのみとなっていた。そこに、ラティフィ氏が加わることになった。
フェラーリの愛好家として知られているラティフィ氏は、10代の頃に母国であるイランを家族とともに離れ、カナダに移住。マクドナルドで働いた経験もあるという。
彼は電気工学の学位、さらにはMBA(経営学の修士号)も取得。現在、彼はカナダで3番目に大きな食品会社であるソフィーナ・フーズのオーナーを務めている。
「私は、マクラーレンのブランドとそのビジネスに憧れてきた」とラティフィ氏は語った。
「マクラーレンは市販車やレース、テクノロジーの分野においてユニークな組織であり、長期的な成長の見込みも素晴らしい。だから私は投資を行ったのだ。私は、マクラーレンというブランドの一部となったことを誇りに思う」
マクラーレンは声明で、今回の株式売却による資金を受け取るのは来年になるとしている。
またマクラーレンの関係者は、今回の取引でチームとF1昇格を目指すドライバーであるニコラスとの関係に影響があると考えるのは間違いであると語っている。つまりは、これがラティフィ氏による純粋に商業的な投資だということだ。
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