メルセデス、開幕戦終盤でハミルトンがバトルをやめた理由を説明

メルセデスは、ハミルトンのエンジン温度が上がるという問題を抱えたが、レース終盤にペースを落としたため、ダメージはないと考えている。

 開幕戦オーストラリアGPでメルセデスは、ルイス・ハミルトンの”エンジン温度が限界近くまで上がる”という問題に悩まされたが、レース終盤にペースを落としてエンジン自体を労ったため、ダメージは及んでいないはずだと考えている。

 開幕戦オーストラリアGPをポールポジションからスタートし、レース序盤を盤石の体制で首位に位置していたハミルトン。しかし、ピットストップのタイミングでベッテルがバーチャルセーフティカーの恩恵を受けてトップに立ったことにより、ハミルトンはベッテルを追いかける立場となった。

 そのハミルトンは、ベッテルを追う中でエンジンの温度が上昇するという問題を抱えた。そのため、今シーズンより使用可能なエンジン基数が"3"になったこともあり、今後信頼性のトラブルを抱えるというリスクを負わないことを決断し、ハミルトンはベッテルにアタックすることを止めたという。

 メルセデスのトラック・サイド・エンジニアリング・ディレクターであるアンドリュー・ショブリンは、ハミルトンのエンジンの温度がチームが設定していた限界に近づいていたことを明らかにしたが、それを超えた兆候はないとも語った。

「ルイスに対するラジオを聞いていた人もいるかもしれないが、その時問題になっていたのは、マシン同士が近づきすぎると、冷えた空気をラジエーターに送ることができないというだけのことだった」

「エンジン温度が限界点に近づいていた。我々はエンジンの温度を注視していた。限界で走ることは可能だが、それを上回らないように注意することが必要だった」

「ルイスの場合、実際エンジンは大丈夫だった。限界に近いことをルイスに伝えると、彼はエンジンを保護することを選んだ。だからあの時点で彼はスピードを落とし、マシンを冷却したのだ」

「エンジンパワーを落とすという対策ができるため、それほど大掛かりな作業にはならない。それによりエンジンが良好な状態になると確信している」

 メルセデスはバーレーンGP前に開幕戦で使ったエンジンの点検を行うというが、ハミルトンのコンポーネントのストックを増やすために2基目のパワーユニットを投入するという決断はしない予定だ。

「エンジンを実際に走らせるということができないため、バーレーンに向かうまでにできることには限りがある」

「現在はルイスがプールしているのは搭載しているエンジンのみだ。彼はこのエンジンをバーレーンと中国でも使う計画だ。全てが計画通り行くように、我々は常に(エンジンを)注視している」

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この記事について
シリーズ F1
ドライバー ルイス ハミルトン
チーム メルセデス
記事タイプ 速報ニュース