ハイパーソフトに苦しむメルセデス「カナダGPまでに”答え”見つける」

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ハイパーソフトに苦しむメルセデス「カナダGPまでに”答え”見つける」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/05/31 10:03

メルセデスは、モナコGPでハイパーソフトタイヤに問題を抱えたため、カナダGPまでにその原因を見つけなければならないと認めている。

Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, leads Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Victor Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14, is greeted by marshals waving flags, ahead of Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09 and Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, fills the shoe of Daniel Ricciardo, Red Bull Racing with Champagne
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 W09
Third place Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1, arrives in Parc Ferme
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, leads Kimi Raikkonen, Ferrari SF71H
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 in the Press Conference

 メルセデスは、モナコGPで初投入されたハイパーソフトタイヤをうまく扱うことができないという問題を抱えた。次戦のカナダGPでもこのタイヤが使われるため、チームはそれまでには問題に対する”答え”を見つけなければならないと認めた。

 モナコGPでは、ハイパーソフトタイヤが今シーズン初めて実戦投入された。しかしルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスは、ライバルたちよりもその扱いに苦労していたようだ。ハイパーソフトタイヤの使用を避け、決勝をウルトラソフトタイヤでスタートするべく、ふたりはウルトラソフトタイヤで予選Q2突破を狙った。

 しかしこの戦術はうまくいかず、ハイパーソフトタイヤで改めて予選アタックを行うことになり、決勝も中古のハイパーソフトでスタート。そしてどちらのドライバーも、決勝では酷いグレイニングに苦しんだ。

 それ以来、チームはピレリのドライタイヤの中で最も軟らかいこのタイヤを、より機能させられるよう作業を続けている。

「今週は多くの作業を行っている」と、トラックサイド・エンジニアリングディレクターのアンドリュー・ショブリンは話した。

「他の人たちも同じような状況の中で、勢力図に変化が起きているようだったが、私たちにとって重要なのは、レッドブルやフェラーリがより強くなったように見えたことだ」

「今の段階で、我々は何が間違っていたのかについて、いくつか良いアイデアが浮かんでいる。それを完全に理解するためにファクトリーでもう少し作業が必要だ。モントリオールでは、その問題を克服している必要がある」

「同じタイヤが持ち込まれるため、同じ問題が起きる可能性がある。そのため、我々は問題再発の危険がないことを確かめる必要がある。モントリオールでタイヤのデグラデーションに苦しみ、ペースを失えば、簡単にオーバーテイクされてしまうからだ」

モナコでのペース不足

 タイヤの問題を別にしても、メルセデスは純粋なペースでレッドブルやフェラーリに遅れをとっていた。チームはこの点についても、問題解決にあたっているという。

「今週取り組んでいるもうひとつのモノがそれだ。どこで我々が遅れていたのかを、正確に理解しようとしている」とショブリンは話した。

「予選では少し遅れをとっていた。正直に言って、モナコでレッドブルと戦えるとは期待していなかった。彼らはいつも、高いダウンフォースが要求されるサーキットや、低速サーキットで強い。モナコは、我々が長い間支配できていないレースなんだ」

「実際の結果は、多くの要素の組み合わせによって生まれたものだ。予選では、タイヤはかなり良く機能していたと思う。グリップもダウンフォースも問題なかったし、最終セクターまでタイヤをオーバーヒートさせずに保つことができた。我々はセクター1では速かったが、ラップ全体をまとめるのはかなり難しい。だから、我々は小さな間違いを探しているだけなのだと思う」

「そしてレースについては、ハイパーソフトタイヤの激しいグレイニングを別にしても、マシンのパフォーマンスが不足していた。マシンに何が起きていたか、マシンをどう使いこなしていたか、セットアップがどうだったかを見てみる必要がある」

「我々は、すべての問題を理解しようとしている。しかし私が言ったように、パフォーマンスに問題が起きている時は、その原因がひとつではなく、多くの要因の組み合わせの結果だということがよくある」

ハミルトンのレース戦略

 ショブリンはモナコGPのレースを振り返り、もう一度レースをやり直すとするなら、ピットに入ってきたハミルトンにウルトラソフトタイヤではなく、スーパーソフトを履かせるだろうと明かした。

 12周目という早い段階でピットインしたハミルトンは、ハイパーソフトからウルトラソフトへ履き替えた。その後、スーパーソフトを履いたボッタスを除き、トップチームのライバルたちはほぼ同じタイヤ戦略を選択した。

 しかし、上位5台で最もペースが良かったのは、最も硬いタイヤを履いたボッタスだった。ショブリンは、今回の一件は今後、ハミルトンにとっても良い選択肢となるだろうと付け加えた。

「木曜日(走行初日)に、ルイスはその(スーパーソフト)タイヤを試していたが、グリップを生むのに苦労していた。ウォームアップで少し工夫が必要だったんだ。また、レースリーダーたちがウルトラソフトを履くと予想していたから、ルイスが同じタイヤを装着するのは理にかなった選択だ」

「もし我々がレースをやり直すとするなら、ルイスにスーパーソフトを履かせるだろう。そちらの方が耐久性があるし、バルテリが見せたように速さがあった。レース終盤でも簡単にタイムが出せていたんだ」

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この記事について

シリーズ F1
イベント カナダGP
ロケーション サーキット・ジル・ビルヌーブ
ドライバー ルイス ハミルトン 発売中 , バルテリ ボッタス 発売中
チーム メルセデス
執筆者 Adam Cooper
記事タイプ 速報ニュース