メルセデス、燃料ポンプ改良。前戦のトラブルに”ほぼ一晩”で対応

シェア
コメント
メルセデス、燃料ポンプ改良。前戦のトラブルに”ほぼ一晩”で対応
Scott Mitchell
執筆: Scott Mitchell
翻訳:: 松本 和己
2018/07/06 4:05

メルセデスは、オーストリアGPでハミルトンのリタイア原因となった燃料ポンプの対策バージョンをイギリスGPに持ち込んだようだ。

Mercedes-AMG F1 W09 detail
Esteban Ocon, Force India VJM11
Mercedes AMG F1 logo
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W09, Valtteri Bottas, Mercedes AMG F1 W09
Sergio Perez, Force India VJM11
Valtteri Bottas, Mercedes-AMG F1 W09
Lewis Hamilton, Mercedes-AMG F1 in the Press Conference

 メルセデスは、先週末のオーストリアGPでルイス・ハミルトンがリタイアする原因となった燃料ポンプに対策を施し、今週末のイギリスGPで、メルセデス製のパワーユニット(PU)を搭載する3チーム6台にそれを導入するようだ。

 オーストリアGPでは、メルセデスがまさかのダブルリタイアに見舞われた。バルテリ・ボッタスはレース序盤に起きたパワーステアリングのトラブルがきっかけとなり、最終的に油圧を喪失しマシンを止めた。ハミルトンはレース後半に燃料ポンプの問題でマシンが止まってしまった。

 メルセデスは、これらのトラブルの原因となった問題を特定し、すぐさま対策を施した形だ。特に燃料ポンプは設計がわずかながら変更されており、メルセデスやウイリアムズ、フォースインディアの6台に導入される。なお、燃料ポンプはPUのペナルティ対象とはなっていない。

 レースでメルセデスがノーポイントに終わったのは2016年のスペインGP以来であり、今年のフランスGPでメルセデスが”フェイズ2.1”と呼ばれるPUアップデートを導入した直後のことだった。しかしチームは、トラブルとアップデートの関連はないと否定している。

 母国のイギリスGP6勝目を狙うハミルトンは、オーストリアで導入された空力アップデートが、シルバーストンで威力を発揮すると考えている。

 メルセデスがダブルリタイアに終わったため、PUと空力が相次いでアップグレードされた影響が覆い隠されてしまっているが、予選では2戦連続でメルセデスがフロントロウを独占している。

 ハミルトンは、チームが今シーズンの問題に対応する中で「僕たちは例年以上に団結している」と話した。

「つらい経験だったけど、それが僕たちの団結を生み、僕たちはより強くなっている」

「すでに修正が施されている。彼らはレースの後、月曜日にマシンが(ファクトリーに)戻ってきてすぐに対策に取り掛かり、夕方には(燃料ポンプが)再設計され、テストモードに切り替わっていた」

「チームは本当に素晴らしい。再発を防止するため、僕たちはできる限りのことをしたと確信している」

 ハミルトンは、解決策を見つけたメルセデスは”驚くような”速さを見せると語り、ボッタスもチームの素早い仕事を賞賛した。

 火曜日と水曜日にメルセデスのファクトリーを訪れたボッタスは「チームが問題を特定したプロセスと、それに対する反応を聞いて、僕はもう再発はしないと確信している」と述べた。

「本当に印象的だった。日曜日の夜の時点で、問題を特定するためにすでにかなりの話し合いが行われていた。彼らは夜通し色々なことをこなし、月曜日の時点で問題はかなり解決されていた」

次の記事
ベッテル、”レースをさせない”ペナルティに反対。今後のレースへの懸念も

前の記事

ベッテル、”レースをさせない”ペナルティに反対。今後のレースへの懸念も

次の記事

【動画】イギリスに最も愛された英国ドライバー:ナイジェル・マンセル

【動画】イギリスに最も愛された英国ドライバー:ナイジェル・マンセル
Load comments

この記事について

シリーズ F1
イベント イギリスGP
ロケーション シルバーストン
チーム フォースインディア , メルセデス 発売中 , ウイリアムズ
執筆者 Scott Mitchell