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”何も起きなかった”メキシコGP首位争い。F1に大改革が必要な証拠?

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”何も起きなかった”メキシコGP首位争い。F1に大改革が必要な証拠?
執筆:
2019/10/30 3:31

F1マネージングディレクターのロス・ブラウンは、メキシコGP終盤の首位争いに動きがなかったことが、F1に改革が必要なことを示していると述べた。

 F1メキシコGPの終盤、メルセデスとフェラーリの4台が接近。トップ争いが白熱するかと思われた。

 先頭を走るルイス・ハミルトン(メルセデス)は4台の中で最も古いハードタイヤを装着。それをフェラーリのセバスチャン・ベッテル、チームメイトのバルテリ・ボッタスが追い、さらにその後ろからは2ストップ戦略を採ったシャルル・ルクレール(フェラーリ)が近づいた。

 しかしながら、最終的には”何も起きなかった”。タイヤの状態には大きな違いがあったにも関わらず、お互いに近づくことができずオーバーテイクを仕掛ける動きすらなかったのだ。

 F1のモータースポーツ担当マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、今年フロントウイングの空力レギュレーションが変更されたにも関わらず、マシンが接近して走るのはいまだに難しいままであることが示されたと語った。

「トラック上でのバトルがあまりなかったのが残念だ」

「特にレースリーダーの間では、エキサイティングなバトルが展開されるための要素は全て揃っていた。ここ(エルマノス・ロドリゲス・サーキット)は追い抜きが可能なトラックだ」

「しかしマシンやドライバーの力が拮抗していると、オーバーテイクだけでなく、前のマシンに近づくことすら難しくなることを目の当たりにした。近づきすぎるとタイヤがダメになってしまう。だから一旦離れて、立て直してからまた短いアタックをすることになる」

「これは新しい事実ではないが、接近戦ができるようなマシンを生み出すために、レギュレーション変更が必要であることを再確認した」

「少なくとも理論上、変化はそれほど遠い出来事ではない。FIAと共に提示した、2021年のレギュレーション・パッケージが近いうちにFIA世界モータースポーツ評議会(WMSC)で承認される」

 2021年のレギュレーション変更に向けて、大規模チームは変更がより少なくなることを望んでいる。また、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、レギュレーション変更を2022年に遅らせ、その内容をより良いものにするために時間を費やすべきだと主張している。

 しかしながらブラウンは、レギュレーションが変更されるのは2021年のままで変わらないと強調した。

「新しいマシンのエアロは、他のマシンを追っている際に悪影響が減るように開発された」

「ラップタイムが1秒や2秒も違えば、バトルや追い越しは簡単だが、差が小さい場合はチャンスがない」

「現在のマシンは年々状況が悪化しており、新レギュレーション導入を遅らせるべきだという提案はフラストレーションが溜まるものだ」

「我々は接近戦を目の当たりにするチャンスをどれだけ失ったんだ? (メキシコGPで)3番目のDRSゾーンを追加したにも関わらず、日曜日にあまり多くのバトルが見られなかった。今は対応するべき時なのだ」

「我々はこのスポーツの長期的な利益のために、新しいレギュレーションの開発に多大な努力を注いできた」

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この記事について

シリーズ F1
イベント 第18戦メキシコGP
サブイベント 決勝レース
執筆者 Adam Cooper