ハース、落下の危険性高いパーツ除去。ダウンフォース大幅減に苦しむ

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ハース、落下の危険性高いパーツ除去。ダウンフォース大幅減に苦しむ
Edd Straw
執筆: Edd Straw
2018/05/27 8:05

ハースは、モナコGPに持ち込んだパッケージから、強度の低いバージボードを取り除いてFP3・予選に臨んだという。

 ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、モナコGPの2日目からはマシンのパッケージから強度の低いバージボードを取り除いて予選に挑まざるを得なかったと明かした。

 モナコGP初日の走行では、ロマン・グロージャンがプールサイドシケインの縁石を超える際に、マシンからいくつかのパーツが脱落する場面があった。これを受けて、チームはフロアの前端、低い位置に搭載されたバージボードのフットプレートを取り除くことを決断した。

 この影響があったのか、予選が重要とされるモナコでグロージャンが15番手、ケビン・マグヌッセンが19番手と今季最悪の結果となってしまった。

「我々がこれまで解決しようとしてきた問題があり、所々ではそれが達成できていた。しかし、ここではそうではなかった」

 ハースが抱えた問題についてmotorsport.comが尋ねると、シュタイナーはそう答えた。

「そして、それら(強度の低いバージボード)が脱落するのを待つのではなく、事前にそれを取り除くという処置を施し、使用を中止しなければならなかった」

 マグヌッセンは、バージボードを取り除いたことによる空力の仕様変更によって、最大ダウンフォースが求められるモナコで、開幕戦と比べてもかなりダウンフォースが低い状態となっていると話した。

 グロージャン「僕たちはかなりのパーツをフロアから取り除いたので、多くのダウンフォースを失った」と認め、モナコのバンプと縁石に、そのパーツが耐えられるかは確証がないと述べた。

「バージボードは非常に複雑で、フロア下に気流を導く。でもそれらが脱落する恐れがあったので、取り除かなければならなかった」

「モナコは縁石との接触が多くあり、レースの最後まではおそらくもたないだろう」

 シュタイナーは、現在の空力構成のマシンを風洞またはCFD(コンピュータによる空力計算)でテストしたことがないため、マグヌッセンの言うように開幕戦よりもダウンフォースが下がっているかは分からないと語った。

「(ダウンフォースレベルは)だいたいそのくらいだ。このジオメトリを使ったマシンを走らせたことがなく、コーナーで何が起こっているのかは分からない」

「風洞に入れれば、何が起こっているか分かるだろうが、とにかく我々はダウンフォースを失っている」

「そういったパーツを使って、自分たちが望むところに気流を導いている。もしパーツを取り除けば気流がどこに行くのかわからず、この仕様で走る予定もなかったので、それを調べることもできない」

 チームとダラーラの作業によって、カナダGPで導入される予定のアップグレードパッケージでは問題が修正され、強度が高められるとシュタイナーは述べ、カーボンファイバーのレイヤーが増やされることになるため、重量が増えることになると認めた。

「バルセロナのテスト以来、我々はこの問題を抱えており、それを認識している」

「もはやこの問題は起きない。違うスペックのパーツが設計・製造されるからだ。最も簡単な方法は、(強度を上げるため)重量を増やすことだ」

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シリーズ F1
イベント モナコGP
ロケーション モンテカルロ
チーム ハースF1チーム
執筆者 Edd Straw