レッドブル代表「フェルスタッペンは学習し、ミスを止めないと……」
レッドブルのホーナーは、予選直前にクラッシュしたフェルスタッペンについて、ミスを犯すのを減らす必要があると語った。












レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、予選前に行われたFP3終盤にクラッシュを喫したマックス・フェルスタッペンについて、ミスをするのを止めなければならないと語った。
モナコ市街地で争われる伝統のモナコGP。レッドブルのマシンはフリー走行を通して絶好調で、FP1からFP3までダニエル・リカルドがトップ、フェルスタッペンが2番手と、速さを見せていた。
予選はリカルドとフェルスタッペンの間で、スリリングなポールポジション争いが繰り広げられると思われたが、FP3の終盤にフェルスタッペンがプールサイドシケインでクラッシュ。予選までにマシン修復が間に合わず、決勝を最後尾からスタートすることになってしまった。
ホーナーは、マシンにはかなりの速さがあっただけに、フェルスタッペンの状況には特にフラストレーションを感じたと認め、フェルスタッペンがクラッシュを教訓に学ぶべき時が来たと、『Channel4』に語った。
「マシンのセットアップを仕上げる以外にやることのないセッションで、彼はかなり手痛いダメージを受けた」
「彼はレースに勝つことができる速さを持ったマシンに乗っている。それが余計に彼にとってはつらいだろう。モナコGPに勝つというチャンスは、それほど多く得られるわけではない」
「今回の件から学び、彼はミスを犯すのを止めなければならない。それは、誰より彼自身が分かっているはずだ」
「予選は彼にとってかなりつらいものだっただろう。見ていることしかできなかったのだから」
フェルスタッペンは自分のアプローチを変えるべきかと問われたホーナーは、「私はそう願っている。他に何があるだろう?」と答えた。
「我々は素晴らしいマシンを持っている。彼は信じられないほど速いドライバーであり、今回はポールポジション争いができたはずだ」
「強力なマシンを持っているにもかかわらず、1台のマシンしか走れないというのはチーム全体にフラストレーションが溜まる。しかし私は、ガレージにいるメンバー全てを褒めなければならない。2台のマシンのクルーが全力を尽くし、彼(フェルスタッペン)を出走させようと努力したが、残念ながらそれは叶わなかった」
発見が遅れたギヤボックストラブル
フェルスタッペンが予選に出走できないと分かったのは、Q1のセッションが始まる直前にギヤボックスに問題があると判明したからだ。
ホーナーは、問題が分かったのはマシンの修復が終了し、エンジンに火が入れられた後だったと説明した。
「マシンに火が入れられたが、ギヤボックスからオイル漏れがあった。(ダメージが)見えないところに隠れていたんだ。それで終わりだ」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | モナコGP |
ロケーション | モンテカルロ |
ドライバー | マックス フェルスタッペン |
チーム | レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Jonathan Noble |