モナコ決勝:リカルド、2年前の雪辱果たす涙のモナコ初優勝!

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モナコ決勝:リカルド、2年前の雪辱果たす涙のモナコ初優勝!
2018/05/27 16:12

モナコGPの決勝が行われ、レッドブルのダニエル・リカルドが今シーズン2勝目を飾った。

 F1第6戦モナコGPの決勝レースが行われ、レッドブルのダニエル・リカルドが自身初のポール・トゥ・ウィンで今シーズン2勝目を飾った。

 レース前には雨が降ったものの、最終的にはドライコンディションとなったモナコ。気温25度、路面温度33度というコンディションでレースがスタートした。そのスタートではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がダニエル・リカルド(レッドブル)に並びかけるも、リカルドがホールショットを奪って先頭でターン1に向かう。リカルド、ベッテル、ルイス・ハミルトン(メルセデス)とトップ3は変わらず、さらには後方11番手のドライバーまで順位が変わらないという非常にクリーンなスタートとなった。

 後方ではセクター2でブレンドン・ハートレー(トロロッソ)が他車と接触し、フロントウイングにダメージを負ったことを無線で伝えていたが、大事には至らなかったようだ。またスタート3分前にタイヤの装着が完了していなかったセルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ)に対し、10秒のストップ&ゴーペナルティが科された。

 予選に出走できず最後尾からレースをスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、徐々にポジションを上げていく。一方先頭のリカルドと2番手ベッテルは、お互いがファステストラップを出し合いながらバトルを続けているが、リカルドが徐々にペースを上げてベッテルを引き離しにかかった。

 12周目にはタイヤの厳しさを訴えていた3番手のハミルトンがピットイン。ウルトラソフトタイヤに履きかえて6番手でコースに復帰した。16周目にはベッテルもピットに入って同じくウルトラソフトに履きかえ、ハミルトンの前でコースに戻った。

 翌周にはリカルド、キミ・ライコネン(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)らがピットに入った。リカルドとライコネンはウルトラソフトを履いてトップでコースに戻り、最初のピットストップを終えた時点でトップ3の順位は変わらなかった。なおその後ろではボッタスがスーパーソフトを選択。また19周目にピットインしたフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)らもスーパーソフトに交換した。

 ピットストップを終えた後、トップを走るリカルドはタイムが上がらず、さらに「パワーを失っている」と無線で訴えた。ベッテルが1秒前後まで迫るシーンもあったが、その後リカルドは少しペースを取り戻したようだ。ハミルトンも依然タイヤが厳しいようで、4番手のライコネンが背後に迫る。しかしその後ろからはボッタスも近づいてきており、3番手争いも熾烈だ。

 タイヤ交換を遅らせて6番手を走っていたピエール・ガスリー(トロロッソ)は、38周目についにピットイン。ピレリによるハイパーソフトの推奨周回数を大きく上回る周回をこなしたガスリーは、スーパーソフトを履いて10番手でコースに復帰した。さらに47周目にはウルトラソフトでスタートしていたフェルスタッペンがピットに入り11番手でコースに復帰。51周目には同じくウルトラソフトでスタートしたニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)がピットインを行いフェルスタッペンの前でコースに復帰した。

 タイヤ交換を終えたガスリーは、前を走るアロンソを狙う。しかしここでアロンソにトラブル発生。パワーを失ったと無線で伝えており、ガスリーにオーバーテイクを許した直後にマシンを止めてしまった。アロンソはマシンを降りる直前にギヤボックスのトラブルだということを伝えていた。

 トラブルを抱えるリカルドとベッテルとの差は再び1秒前後まで縮まるも、ベッテルがリカルドに付き合わされているうちに、後ろにはタイヤが厳しいと言い続けているハミルトン、さらにライコネンとボッタスも追いつき、トップ5台の集団が形成された。ボッタスの後ろにはエステバン・オコン(フォースインディア)も近づいていた。

 その後ろでは、9番手のサインツJr.と10番手のフェルスタッペンが激しいポジション争いを繰り広げる。57周目にはヌーベルシケインでフェルスタッペンがサインツJr.をオーバーテイクするも、フェルスタッペンは4輪ともコース外に出てしまっていたように見えた。なおこの件はお咎めなしに終わっている。彼らの目の前では8番手のヒュルケンベルグが前のガスリーに迫っており、レース終盤に向かうにつれてトップ10は各所でバトルが起きていた。

 72周目、シャルル・ルクレール(ザウバー)がトンネル出口で前を走るハートレーに追突! ルクレールはブレーキが効かなくなってしまい、ヌーベルシケインで止まりきれなかったようだ。母国グランプリを迎えていたルクレールだが、残念ながらここでレースを終えることになってしまった。一方ハートレーのマシンはリヤウイングが外れてしまい、彼もここでリタイアとなった。この接触によりVSC(バーチャルセーフティカー)が宣言された。

 74周目にはレースが再開。VSC前にはリカルドとベッテルの差は1秒を切る周回もあったが、VSC中に両者の間にストフェル・バンドーン(マクラーレン)が入ってしまったこともあり、彼らの差は5秒にまで広がった。また3番手のハミルトンはベッテルの8秒後方だ。

 トラブルを訴えていたリカルドだが、最後まで走りきり自身初のポール・トゥ・ウィンを達成。2年前(ポールポジションからスタートしながら、結局2位)の雪辱を果たした。2位はベッテル、3位はハミルトンという表彰台の顔ぶれとなった。

 4位以下のライコネン、ボッタス、オコン、ガスリー、ヒュルケンベルグ、フェルスタッペン、サインツJr.が入賞。マーカス・エリクソン(ザウバー)、セルジオ・ペレス(フォースインディア)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、バンドーン、ロマン・グロージャン(ハース)、シロトキン、ランス・ストロール(ウイリアムズ)の合計17台が完走となった。また今年のモナコGPは、一度もセーフティカーの出動がないレースとなった。

【リザルト】F1第6戦モナコGP:決勝レース

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この記事について

シリーズ F1
イベント モナコGP
サブイベント 日曜日 決勝レース
ロケーション モンテカルロ
ドライバー ルイス ハミルトン, セバスチャン ベッテル, ダニエル リカルド
記事タイプ レースレポート