モナコで初投入されるハイパーソフト。”毎レース投入すべき”との声も

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モナコで初投入されるハイパーソフト。”毎レース投入すべき”との声も
執筆: Stuart Codling
2018/05/21 8:28

今週末のモナコで初めて使用されることになっているハイパーソフトタイヤについて、早くも毎レース使用するべきだという声が上がっている。

The new 2018 range of Pirelli F1 tyres, the pink Hypersoft tyre at the front
Hypersoft 2018 Pirelli tyre detail of Nikita Mazepin, Sahara Force India VJM10
Pirelli tyres
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing on the drivers parade
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14, Kevin Magnussen, Haas F1 Team VF-18, Carlos Sainz Jr., Renault Sport F1 Team R.S. 18, Charles Leclerc, Sauber C37
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Romain Grosjean, Haas F1 Team VF-18
Romain Grosjean, Haas F1 Team VF-18 with aero paint on halo

 今年からF1に新たに投入されたハイパーソフトタイヤ。ついに今週末のモナコGPで初めて実戦投入されるが、早くもドライバーからは”毎レース使用できるようにするべき”という意見が出ている。

 レッドブルのダニエル・リカルドは、もしシーズンを通してハイパーソフトタイヤを使うことができれば、レースの性格に予測が難しくなるという素晴らしい要素を足すことができると考えている。

「どうして毎レースこのタイヤを使うことができないのか、僕にはわからない」

「少なくとも予選ではこれを使うべきだ。おそらくこの(モナコGP)後に答えは出るだろう」

「過去には予選用タイヤがあったけど、レース中により大きな差を生み出してもっとチャンスを作り出すようなものもあっただろう」

「というのも僕が話したように、トップ6のドライバーは予選でソフトタイヤを使用し、レースではミディアムタイヤを履いて1ストップ作戦を採るという戦略が金曜日の時点で明白なんだ。これは秘密ではない」

「こういうものなんだ。今や状況が予測できるのだから、もっと選択肢やサプライズを生み出せるよう努めるべきだ」

 リカルドのコメントは、各タイヤコンパウンド間に大きな違いがないという事実に不満を抱いているが故のものである。各タイヤはそれぞれ昨年よりも1段階軟らかくなっているとピレリは主張しているが、今年のスペインGPではソフトとスーパーソフトのラップタイム差はわずか0.3秒ほどだった。さらにチーム側は、スーパーソフトを履いたスティントでは、バルセロナで特に負荷がかかる左フロントタイヤの温度管理に苦戦していた。

 ソフトとスーパーソフトのラップタイム差がごくわずかなものであったことから、スーパーソフトタイヤの使用を避け、ソフトを履くというのが現実的な選択肢であった。実際、予選ではQ3進出を果たしたほぼ全てのドライバーがソフトタイヤを装着していた。

 ハースのロマン・グロージャンは、スーパーソフトを批判していたドライバーの一人だった。

「ばかばかしいよ」とグロージャンは語った。

「このタイヤ(スーパーソフト)でソフトよりも速く走れるだなんて、間違っている」

「そうではなかったことが証明されただけだ。スーパーソフトを履くのなら、もっと速く走ることができなければならない。もちろん、もっとデグラデーションがあると想像していただろう。だけど実際は(ソフトより)ドライブするのが難しかった」

「望んでいたほどプッシュすることもできなかった。だからドライバーズミーティングでピレリと話をしたんだ。たくさんの作業がなされているけど、僕たちはそれを続ける必要がある」

「ネガティブに考えたくはない。より良いタイヤ選択のために協力できると思っている」

 ピレリは、中国GPのように連続した3種類のタイヤを選択するのではなく、コンパウンドをひとつ飛ばした選択を今後も行おうとしている(中国ではミディアム/ソフト/ウルトラソフトを使用した)。

 上海ではセーフティカーが重要な役割を果たすことになったが、リカルドの優勝には、レッドブルの大きなギャンブルが欠かせなかった。

 ピレリF1の代表を務めるマリオ・イゾラは、「私はドライバーらと話をしたが、非常に興味深いものであった」と話した。

「彼らは今後に向けたアイデアをたくさん持っていた」

「面白い提案もあった。というのも彼らは中国でのタイヤ選択に満足していた。時にはソフトとミディアムの差が1秒以下になることもあるが、その場合はコンパウンドを”飛び越える”ことを考えなければならなかった。例えば、ハード、ソフト、ウルトラソフトというようにだ」

「どのような影響があるのかを理解するためにも、我々はシミュレーションを行っている。コンパウンドは6種類あるので、中国GPのようにコンパウンドを飛ばすという柔軟性も持ち合わせている」

「そのような状況においては、予選用のタイヤとしてハイパーソフトを使うことも可能だ。現在のレギュレーションでは、レースでもそのタイヤを使用しなければならない。これは容易なことではない。すべての可能性を考慮しなければならないのだ」

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シリーズ F1
ドライバー ダニエル リカルド 発売中
チーム レッドブル 発売中
執筆者 Stuart Codling
記事タイプ 速報ニュース