ホンダとルノーを天秤に。レッドブル、オーストリアGPまでにPU決定

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ホンダとルノーを天秤に。レッドブル、オーストリアGPまでにPU決定
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2018/06/07 10:35

ホンダとルノーの評価を進めるレッドブルは、2019年に使用するPU選択の期限をオーストリアGPまでに設定したようだ。

 来季以降のパワーユニット(PU)供給契約を締結していないレッドブルは、ホンダとルノー、どちらと契約するかを選択する期限をオーストリアGP(7月1日決勝)までに設定したようだ。

 2007年からルノーと契約しているレッドブル。しかしV6ターボ&ハイブリッドシステムの”PU”時代に突入してからは、ルノーPUのパフォーマンス不足が原因で関係が悪化し、現在はタグ・ホイヤーのバッジをつけながら参戦している状態だ。

 そうした中で、今季からホンダがレッドブルの姉妹チームであるトロロッソと提携を開始。レッドブルも、昨年から確実に進歩を遂げているホンダPUへの切り替えを視野に話し合いを行っており、ホンダとルノーの将来性を値踏みし、天秤にかけているのは公然の秘密となっている。

 今週末のカナダGPには、両社がPUのアップグレードを実施。レッドブルにとっては両社を評価する絶好の機会であり、チームも決断を下すまでにそれほど時間はかからないと明言している。

 ホンダもルノーも、カナダGPに持ち込むアップグレードは20馬力以上のパフォーマンス向上が見込まれており、レッドブルはおそらくより良い進歩を見せたメーカーと契約をすることになるだろう。

 レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーであるヘルムート・マルコはmotorsport.comに、今後数週間以内に決定が下されるだろうと示唆した。また、これによりダニエル・リカルドのチーム残留も決まる可能性があるとしている。

「我々は話し合いを行っている」とマルコは語った。

「我々内部のスケジュールとしては、エンジンの問題をオーストリアGPまでに決めたい。そして可能であれば、ドライバーも決定したい」

「オーストリアでは多くの決定がなされるだろう。それほど多くの可能性があるわけではないがね」

 ルノーは出力向上を狙っていると明かす一方で、アップグレードの対象エレメントについては明らかにしておらず、信頼性に懸念が残っているMGU-Kが改善されているかは分からない。

 モナコGPでは、リカルドのMGU-Kにトラブルが発生しており、カナダGPでリカルドのグリッドペナルティは避けられないとチームは認めている。だがルノーは、たとえ明らかにパフォーマンス向上があるとしても、信頼性の問題が解決するまではMGU-Kのバージョンアップを待つ可能性がある。

 一方でホンダは、アップグレードは内燃機関(ICE)を中心にしたものだと認めており、信頼性を損なうことなく、パワーアップを果たしているとしている。

Additional reporting by Maria Reyer

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シリーズ F1
チーム レッドブル
執筆者 Jonathan Noble
記事タイプ 速報ニュース