ルノー、レッドブルにPU早期決定要求「オーストリアまで待たない」

シェア
コメント
ルノー、レッドブルにPU早期決定要求「オーストリアまで待たない」
Adam Cooper
執筆: Adam Cooper
2018/06/11 10:45

ルノーは、レッドブルがPU選択の期限としているオーストリアGPまで待つことはできないと、早期決定を求めている。

Christian Horner, Red Bull Racing Team Principal, Alain Prost, Renault Sport F1 Team Special Advisor and Cyril Abiteboul, Renault Sport F1 Managing Director
Alan Permane, Renault Sport F1 Team Race Engineer and Cyril Abiteboul, Renault Sport F1 Managing Director
Cyril Abiteboul, Renault Sport F1 Managing Director and Eric Boullier, McLaren Racing Director
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Max Verstappen, Red Bull Racing RB14
Max Verstappen, Red Bull Racing RB14
Max Verstappen, Red Bull Racing RB14
Max Verstappen, Red Bull Racing RB14
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB14
Christian Horner, Red Bull Racing Team Principal, Dr Helmut Marko, Red Bull Motorsport Consultant and Cyril Abiteboul, Renault Sport F1 Managing Director
Brendon Hartley, Toro Rosso STR13, arrives on the grid
Pierre Gasly, Scuderia Toro Rosso STR13
The nose of a Toro Rosso STR13
Scuderia Toro Rosso STR13 bodywork
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13, leaves the garage.

 ルノーは、レッドブル側が設定したパワーユニット(PU)供給契約締結の締め切りであるオーストリアGPまで待つことはできず、その前にオファーを取り下げる可能性もあるとしている。

 レッドブルは、2019年に使用するPUの供給契約を未だ結んでおらず、ホンダとルノーのどちらと契約するか評価を進めている。カナダGPでは両社がアップグレードを持ち込んでおり、その出来がレッドブルとの契約に大きな影響を与えることになるだろう。

 もともとF1競技規則には、チームにPUを供給するマニュファクチャラーは、その前年の5月15日までにFIAに書面で通知しなければならないとされている。昨シーズン終盤にトロロッソとマクラーレン間でPUのスイッチが成立したように、この要件には柔軟性があるものの、ルノーも当初はこの日程を尊重し5月中に締め切りを設けていた。

 しかしルノーはこの締め切りを延長。レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーも、夏休みの間にPUの決定を行うと発言していたが、その期限をオーストリアGP(7月1日決勝)に前倒ししている。

 レッドブルは、カナダGPとフランスGPでデータを収集し、ホンダとルノーの最新PUを比較するつもりのようだ。ホーナーは、motorsport.comに次のように語った。

「当初の予定では、今週末の情報なしで決定を行わなければならなかった」

「しかし今は、おそらくフランスGPの結果も踏まえて結論を出せる」

 一方でルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、決定がオーストリアGPまでずれ込むのはルノーにとって遅すぎると主張しており、2週間後のフランスGP前までにレッドブルが決定を下すことを望んでいる。

「彼らは今や、必要な情報をすべて持っていると思うが、なぜ彼らが決定を遅らせるのか分からない」と、アビテブールはmotorsport.comに語った。

「レギュレーションによれば、締め切りは5月15日だった。我々は(レッドブルと)良好な関係を築いてきたこの12年間があったからこそ、待つことを受け入れたのだ」

「しかしある時点を過ぎてしまえば、彼らがリクエストし、我々が行ったオファーも成り立たなくなる。彼らが待っていたのは、我々とホンダが新スペックを投入するモントリオールだったはずだ」

「彼らはすべての情報を持っている。それ以上遅らせる理由は絶対にないと私は考えている」

 フランスGPとオーストリアGPの間の、1週間の”ギャップ”をルノーは待つことができるのかと問われると、アビテブールは「そうは考えていない。理由はシンプルに、我々はコンポーネントを確保する必要があるからだ」と答えた。

「我々の予定はすでに遅れている。そして”タイミング”を決めるのはレッドブルではなくルノーだ」

「通常、我々はレースの週末が終わってから話をすることにしている。日曜の夕方は感情が高ぶっているし、完全に落ち着いてから議論をすることにしている」

「しかし、彼らが今週末に言及したようなタイミングを待つことはできないと思う」

 それでもアビテブールは、レッドブルとの提携を続けたいと明言。ルノー陣営に残れば、今後の2年間でレッドブルはチャンピオンになれる可能性もあると示唆している。

「我々は一生懸命取り組んでいるが、我々が受け入れられるようなコンディション、契約のタイミングである必要がある」

「締め切りの期限を言いたくはない。その日にメディアが電話をかけてくるだろう? 我々は締め切りを設けているし、彼らも知っている。しかしそれはオーストリアではない。オーストリアでは我々はそこにおらず、彼らはホンダと直接話し合いを行っていることだろう」

「彼らがオファーを望み、我々がオファーを行った。そのオファーは、今後数日で受け入れられる必要がある」

 motorsport.comが、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコに、アビテブールがフランスGPまでに答えが欲しいと望んでいることについて訊くと、マルコは「彼はそれ(答え)を得られないだろう」と答えた。

「オーストリアまでは何も伝えることはできない。我々はそれまで待ち、適切な決断を下す準備をしたいと思っている」

次の記事
ガスリー、ホンダの進歩確信「ハースやフォースインディアを抜いた!」

前の記事

ガスリー、ホンダの進歩確信「ハースやフォースインディアを抜いた!」

次の記事

ハミルトンを悩ませたリタイアの危機「もっと悪い結果だった可能性も」

ハミルトンを悩ませたリタイアの危機「もっと悪い結果だった可能性も」
Load comments

この記事について

シリーズ F1
チーム レッドブル 発売中 , ルノーF1チーム
執筆者 Adam Cooper