リカルド、次の3連戦に期待「自由度の高いコースで試行錯誤をすれば、適応が進むはず……」
2021年シーズンからマクラーレンに移籍したダニエル・リカルドは、ここまでマシンに適応することに苦戦を強いられているものの、着実に進歩できていると感じており、次戦フランスGPから始まる3連戦で自分のドライビングスタイルを試行錯誤していきたいと語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
マクラーレン新加入のダニエル・リカルドは、F1第6戦アゼルバイジャンGPを終え未だマシンへの適応に苦しんでいるものの、着実に前へ進めていると考えている。第7戦フランスGPから始まる3連戦では、自分のドライビングスタイルを試行錯誤し、さらにその適応を進めていきたいと語った。
リカルドは、バクー市街地サーキットを舞台に行なうアゼルバイジャンGPで、レッドブルに所属していた2017年に優勝した経験を持つが、翌2018年には当時チームメイトのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)と同士討ちを喫している。リカルドにとっては、様々な意味で思い入れのあるサーキットに違いないだろう。
リカルドは、前戦モナコGPではチームメイトのランド・ノリスに周回遅れにされ、6戦を終えた段階でドライバーズランキングで40ポイント差をつけられるなど、2021年は苦しいシーズン序盤となっている。
悪い流れを断ち切りたい第6戦アゼルバイジャンGPだったが、リカルドは予選Q2でターン3の壁に刺さり、13番手でセッションを終えた。しかし決勝レースでは、2度のセーフティーカー出動と赤旗中断からのリスタートを戦い抜き、リカルドはノートラブルで9位チェッカーを受けている。
リカルドはマクラーレンで6回目のレースを終え、着実に進歩出来ていると考えており、スタンディングスタートによる2周のスプリントレースを大いに楽しめたと語った。
「少なくとも僕らは何かしらを得て(レースを)終えることが出来た」とリカルドは言う。
「(予選Q2でクラッシュを喫した)土曜日の後はもちろんだけど、こういう週末は長引くものだと思う。というか、特に市街地コースだと、1周目でレースが終わる可能性もあるだろう?」
「だから最後までそこ(レース)に留まり、ピットストップを切り抜けて、全てを感じ取り、もう少し周回を重ねたいと思っていた。単純に聞こえるけど、いいんだ。そうするのは良い事だよ」
「それと、僕らは少しだけ前に進めたとも思っている。結果は目の醒めるようなものではないけど、たしかに進歩したんだ」
「バトルは常に楽しいよ。だからこそ、リスタートが上手くいったんだ」
「ローリング(スタート)だろうがスタンディング(スタート)であろうが僕は楽しめるけど、僕にはレースが短すぎたかな」
「みんながイン側に行ったから、アウト側を走っていた……するとロレックスのバリアがまた見えてきた。もう一度あれ(クラッシュ)を食らうつもりはなかった。(原文ママ:予選Q2でリカルドが当たったのはエミレーツ航空の看板)だから、最後は何も出来なかったよ」
リカルドは、新天地での適応に苦戦していると認めているものの、着実に進歩しており、通常のサーキットでは学習スピードが更に向上すると考えている。モナコを例外とすれば、着実にマシンへの適応が進んでいるかとの質問に対して、「ある意味、少しずつね」とリカルドは答えた。
「何が求められているかを理解しているからこそ、フラストレーションが溜まるけど、なかなか上手くいかない。ウィンドウもかなり小さいんだ。1周だけなら上手くやれまとめることが出来るかもしれないけど、55周くらい連続してそれをするのは難しい。だからレースを完走して、試行錯誤とかその他諸々を続けていけるだけでも嬉しく思える」
「少しのミスなら許される、開けたサーキットに行くのが楽しみだ。それが僕の学習を早めてくれるだろうし、次の3連戦はそのリズムを保ってくれるだろう」
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