英国飲料会社、フォースインディア買収を諦めず。4団体がチームに興味

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英国飲料会社、フォースインディア買収を諦めず。4団体がチームに興味
執筆: Scott Mitchell
翻訳:: 青山 悦子
2018/08/02 8:23

イギリスの飲料メーカーであるリッチ・エナジーは、フォースインディアの買収を諦めるつもりはないと主張した。

Nikita Mazepin, Force India VJM11
Nikita Mazepin, Force India VJM11
Nikita Mazepin, Force India VJM11
Nikita Mazepin, Force India VJM11
Nikita Mazepin, Force India VJM11
Nicholas Latifi, Force India VJM11
Nicholas Latifi, Force India VJM11
Nicholas Latifi, Force India VJM11
Nicholas Latifi, Force India VJM11
Nikita Mazepin, Force India VJM11

 イギリスのエナジードリンクメーカーであるリッチ・エナジーは、過去に一度フォースインディア買収契約を結んでいたことを明かし、現在でもチームを買収することを諦めるつもりはないと主張した。

 リッチ・エナジーは、今年1年を通してフォースインディアと交渉をしていると主張してきた。しかし彼らは、何度もチームの買収を拒否されている。

 7月27日(金)に破産申請を行ったフォースインディアに対し、リッチ・エナジーは3000万ユーロ(約39億円)のスポンサーシップを提案したが、その額でチームを救うことができるとは判断されず、彼らのオファーは受け入れられなかった。

 フォースインディアの抱える負債額や、破産申請を行った方が良いと考えられた状況を考慮し、裁判では、1500万ユーロを分割して支払うというリッチ・エナジーの提案は非現実的であるとみなされた。

 フォースインディアにパワーユニットを供給するメルセデスや、タイトルスポンサーを務めるBWTは、セルジオ・ペレスが後押しした破産申請をサポートした。メルセデスもBWTも、そしてペレス自身も、適切なチームの買い取り手を見つけるためにはこれが唯一の方法であったと考えている。

 リッチ・エナジーのCEOであるウィリアム・ストーリーは、イギリスのサッカーチームであるウェストハム・ユナイテッドFCのオーナー、デイビッド・サリバンとデイビッド・ゴールドを含む”4人の優秀な億万長者”らのサポートによるコンソーシアム(共同事業体)が、フォースインディアを買収するという契約を5月に結んだが、チーム側の弁護士らによってそれが取り消されたと明かした。

 フォースインディアには多大なるサポートがあるものの、ストーリーは”破産申請を回避することは完全に可能だった”と主張した。彼は、リッチ・エナジーの計画がどのようなものであったかを明確に述べることはしなかったが、遅かれ早かれリッチ・エナジーは”F1に参入するだろう”と語った。

「それをするためのお金はあるし、そのためのビジネスモデルや理由もある」

「我々はフォースインディアのために6カ月間仕事をしてきたので、一夜でそれを断念するつもりはない」

 ストーリーは”このグループは単にフォースインディアを買収するだけでなく、確実にそれを実行するための用意ができていた”と主張した。だがその一方で、4つのグループがフォースインディアに関心を持っていると言われている。

 ひとつはフォースインディアの管財人である『FRP Advisory LLP』だ。彼らはチームオーナーのビジェイ・マリヤに代わってチーム売却の指揮を執っている。

 現在ウイリアムズに所属しているランス・ストロールの父親、ローレンス・ストロールは、買い手候補として極めて可能性が高いと見られている。またドライバーの父親で言えば、フォースインディアの開発ドライバーを務め、GP3に出場しているロシア人ドライバーのニキータ・マツェピンの父であるドミトリー・マツェピンも候補の一人だ。

 アメリカのふたつのコンソーシアムも関心を示している。ひとつは、インディカーに参戦しているアンドレッティ・オートスポートのオーナーであるマイケル・アンドレッティと、そのアンドレッティに所属するアレクサンダー・ロッシの父であるピーター・ロッシで、もうひとつは投資家のジェフ・モーラッドだという。モーラッドは、MLB(メジャーリーグ)の複数のチームでCEOや副会長を務めた経験がある。

 リッチ・エナジーは管財人やメルセデスのような債権者を納得させる必要がある。ストーリーは、リッチ・エナジーの財務諸表を見ても、質素な財務統計ではあるが、その裏には重要な流動資産があり、彼らはリッチ・エナジーのことを真剣に考えるべきだったと主張した。

 最後に彼は、「このスポーツには、我々の資産を見たことがある人物が恐ろしいほどにたくさんいる」と語った。

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この記事について

シリーズ F1
チーム フォースインディア
執筆者 Scott Mitchell
記事タイプ 速報ニュース