ザウバーの躍進にガスリー危機感「PUの違いが大きな差を生んでいる」

シェア
コメント
ザウバーの躍進にガスリー危機感「PUの違いが大きな差を生んでいる」
執筆: Scott Mitchell
翻訳:: 田中健一
2018/07/15 8:44

今シーズンが進むに連れ、メキメキとそのパフォーマンスを向上させているザウバー。その進歩についてライバルチーム、特にトロロッソのピエール・ガスリーは、危機感を募らせている。

Marcus Ericsson, Sauber C37
Pierre Gasly, Toro Rosso
Charles Leclerc, Sauber C37
Pierre Gasly, Scuderia Toro Rosso STR13
Pierre Gasly, Toro Rosso STR13
Charles Leclerc, Sauber C37
Marcus Ericsson, Sauber C37
Charles Leclerc, Sauber C37
Marcus Ericsson, Sauber C37, leads Romain Grosjean, Haas F1 Team VF-18
Charles Leclerc, Sauber C37

 今季大躍進を果たしているザウバー。その活躍に、ライバルたちは危機感を募らせている。

 トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーは、アップデートされたフェラーリ製パワーユニットを使って息を吹き返したザウバーに追い抜かれるのを恐れているようだ。

 今季からホンダ製のパワーユニットを手にしたトロロッソは、ここまで3戦で入賞。19ポイントを獲得し、コンストラクターズランキング8位につけている。一方でそのホンダとの契約を破棄し、最新式のフェラーリ製パワーユニットを手に入れたザウバーは、今季ここまで6戦で入賞。合計16ポイントを獲得してランキング9位につけている。

 ランキング上はトロロッソの方が上位であるが、本来ならばこの順位がイギリスGPで入れ替わっていた可能性がある。なぜならザウバーのシャルル・ルクレールは、入賞圏内を走っていたにもかかわらず、ピットストップ時にタイヤがうまく装着されぬままコースに復帰してしまったため、すぐマシンを止めなければならなかったからだ。

 この状況についてガスリーは、次のように語った。

「ザウバーは本当に速い。僕らのペースでは、彼らを抑え続けておくのは、本当に難しいと思う。彼らは、僕らよりも強いパッケージを持っているからだ」

「シャシーについては、僕らはまだ彼らの前にいる。でも、エンジンとパワーユニットのパッケージについて言えば、彼らはフェラーリ製を手にしている。それだけで大きな差を生み出しているんだ」

「彼らは安定して得点することができると思う。だから、彼らの前にとどまり続けるのは本当に難しいだろう。でも、僕らはできる限りのことを試してみる」

 ガスリーはバーレーンで4位、モナコで7位に入り、今季ここまで18ポイントを獲得。ただ、オーストリアではフロアのダメージが影響でレース終盤に入賞圏内から滑り落ち、イギリスGPでは10番手でフィニッシュしたものの、彼が”馬鹿げている”と表現するペナルティをレース後に受けたため無得点となるなど、いくつかのレースで”惜しい”ポイントを失っている。チームメイトのブレンドン・ハートレーは、アゼルバイジャンGPの1ポイントのみにとどまっている。

「バーレーンやモナコのようなチャンスがある時には、僕らはそこに確実にいなければいけない」

 そうガスリーは語った。

「現時点では、通常のコンディションでは、そこで戦えるだけのパッケージとスピードを持っていない」

「ハースはとても速いし、ザウバーもフェラーリのエンジンによってとても速くなっている。フォースインディアは順調に進歩しているし、ルノーもパワーユニットとシャシーを合わせた力強いパッケージを持っている」

「シャシーはいいけど、エンジンで多くのタイムを失っているんだ」

「ブダペスト(ハンガリーGP)は、僕らがチャンスを手にできるサーキットだ。でも、ポイントを獲得するためには、すべてのことを確実に成し遂げなきゃいけない」

 昨年のザウバーは、フェラーリの1年型落ちのパワーユニットを使っていたため、多いに苦戦してきた。しかし、今季からはワークスチームやハースと同等の、最新スペックのパワーユニットを手にした。

 ルノーのカルロス・サインツJr.は、今季のザウバーの進歩について、フェラーリの支援が強力に効いていると考えている。

「オーストラリアでの位置を考えれば、彼らが今いるポジションは賞賛に値する」

 そうサインツJr.は語る。

 ザウバーのマーカス・エリクソンも、今チームがいるポジションは、1年前とはまるで違うと感じているようだ。

「財政的なプラットフォームは非常に力強く、それによってすべてが形作られている」

 そうエリクソンは語る。

「僕らは素晴らしい人々をチームに迎え入れた。そして元々チームにいた人のモチベーションを高めた」

「僕らは12カ月前とは全く違った世界にいる」

「僕らのチームが成長してきた道筋を見るのは、非常に印象的だと思う」

次の F1 ニュース
ルノー、17年チーム収支黒字化。タイトル獲得へ向けチーム組織改革続行

前の記事

ルノー、17年チーム収支黒字化。タイトル獲得へ向けチーム組織改革続行

次の記事

ドライバーの後方視界向上へ。ミラーのアイデアを話し合う会合開催

ドライバーの後方視界向上へ。ミラーのアイデアを話し合う会合開催
Load comments

この記事について

シリーズ F1
ドライバー ピエール ガスリー
チーム ザウバー , トロロッソ 発売中
執筆者 Scott Mitchell
記事タイプ 速報ニュース