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シンクロ率上昇中……レッドブル・ホンダ適応進むペレス、残る課題は「予選ペースだけ」

今シーズンからレッドブル・ホンダに加わったセルジオ・ペレスは、開幕からの5戦を通じてマシンへの順応を進めている。F1第5戦モナコGPで4位という結果に満足しているものの、課題は「予選ペース」にあると考えているようだ。

Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B

Sergio Perez, Red Bull Racing RB16B

Erik Junius

 2021年シーズンからレッドブル・ホンダに加入したセルジオ・ペレスは、新チームで計5戦を終えた。しかし、未だ本来の実力は示せていないと感じており、残る課題は「予選ペースの改善」だと考えているようだ。

 ペレスは、第5戦モナコGPで予選9番手に沈むも、決勝4位と抜きにくいモンテカルロ市街地サーキットでビッグゲインを見せた。

 ポールシッターだったシャルル・ルクレール(フェラーリ)がドライブシャフトのトラブルによりレースに出走しなかったことや、メルセデスのバルテリ・ボッタスがピットストップ時にタイヤが外れずリタイアしたこともあり、ペレスは自動的にふたつポジションを上げた。

 さらにペレスは、先行するアストンマーチンのセバスチャン・ベッテルやアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー、メルセデスのルイス・ハミルトンよりもピットストップを遅らせ、35周目にピットイン。3台のオーバーカットに成功し4番手に躍り出た。

 レース後半は3番手を行くマクラーレンのランド・ノリスに迫るも、「ハイリスク過ぎた」ためオーバーテイクには至らず、今季最高位タイの4位で決勝を終えた。

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 ペレスはモナコGPでの4位という結果に満足しているが、彼が改善すべき点は「予選ペース」にあると考えている。

「結果には満足している」とペレスは語る。

「(最終戦の)アブダビに行った時には誰もこのレースを覚えてはいないだろうけどね。全ては選手権次第だ。この様な長い選手権においては、悪い日でもダメージを最小限に抑え、強さを引き出すことがカギになる」

「僕らは今回上手くやった。チームは戦略面ですばらしい働きをしてくれた。良いコミュニケーションが取れていたし、必要な時にプッシュすることが出来たから、その点チームは良くやってくれたと思う」

「最後の方でランドにとても近づけたけど、明らかにここ(モナコ)でのオーバーテイクは高いリスクが伴う。ただ、選手権にとって重要な一日である事を考えれば、満足できる結果だ」

「日曜日(の決勝レース)はペースがあることは示せたので、土曜日(の予選)を上手くやる必要がある」

 最終的にファステストラップのボーナスポイントはハミルトンのものとなったが、ペレスは決勝レース中複数回ファステストラップを記録している。

 レース中に見せた速さを考えると、9番手という予選結果にはフラストレーションが溜まるのではとの質問に対し「それは、もちろん」とペレスは答えた。

「でも、他のドライバーでも見受けられる様に、単なる順応の途中だと考えている。その点、とてもユニークなシステムだと思う。かつてドライバーがチームを移籍することは、これほど大事ではなかった」

「今は(レース毎に)変化があって、順応を難しくしている。他よりも上手くいっているドライバーもいるけど、まだ僕はマシンに完全には馴染めていない。ただ、一度土曜日を上手くまとめ上げることが出来たなら、日曜日にもそのペースを見せることが出来ると思う」

 ペレスが順応段階にいる一方、チームメイトのマックス・フェルスタッペンはモナコGPで今シーズン2勝目を上げ、ドライバーズランキングでハミルトンを抜き首位に躍り出た。フェルスタッペンが計105ポイントを稼いでいるのに対し、ペレスは44ポイントとダブルスコアをつけられている。

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 また、ダニエル・リカルド(現マクラーレン)が離脱して以降、レッドブルではピエール・ガスリー(現アルファタウリ・ホンダ)やアレクサンダー・アルボンが、フェルスタッペンに肩を並べる存在に成りきれなかった過去がある。ペレスはレッドブルに慣れるには5レース必要だとプレシーズンテストの際に述べていたが、完全な適応にはもう少し時間を要すると考えているようだ。

「(レッドブルでの)2戦目となったイモラでは、難しいサーキットではあったが予選2列目(実際には2番手)につけることが出来た。でも正直言って、土曜日(予選)の進歩は出来ていない」

「その理由は、状況が常に変化しているからだ。多少の変化があると、まだ完全にマシンに馴染めているとは感じられない。ただ、明るい兆しは見えている」

「マシンを熟知していれば、タイヤコンパウンドや空力パーツ、天候の変化など、様々な状況に対応するのはとても容易だ」

「そして僕が言っている通り、新しいマシンに手こずっているのは僕ひとりではない。動かし方を忘れた訳ではない。残念なことに、理想よりも時間がかかっているだけだ」

 

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