トラックリミットを破った者はごく僅か。”塗料の無駄”に終わった解決策

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トラックリミットを破った者はごく僅か。”塗料の無駄”に終わった解決策
執筆: Stuart Codling
2018/09/21 6:03

F1レースディレクターのホワイティングは、シンガポールでトラックリミットを明確化するためにラインを引いたことは無駄だったと考えている。

 F1のレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングは、シンガポールGPではトラックリミットを明確にするためのラインを引いたものの、これは無駄だったと語った。

 シンガポールGP初日のフリー走行後にドライバーズブリーフィングが行われ、FIAはターン7の縁石の外側にイエローのペイントのラインを追加した。この目的は、ドライバーがトラックリミットを破ることを阻止するための目印として機能させることだった。

 数人のドライバーは、トラックにラバーが乗ってくると、コーナーを通過する際にかなりのスピードが出る可能性があると感じており、ラップタイムを上げるためにトラックの一部としてランオフエリアを通過していた。

 しかしホワイティングは、実際にトラックリミットの違反に近づいたドライバーはごくわずかだったと話した。

「率直に言って、塗料の無駄だったと感じている」

「来年に向けて別の解決策を考えたいが、金曜日以降にそれを行うのは可能なことではなかった。予選では、これが抑止力として機能しない限りは、ドライバーはラインから2m離れたところを走行していた」

「縁石の上に留まって、(縁石を)超えない方が速く走ることができたのではないかと私は疑っている」

 レース中にドライバーがこのイエローのラインを超えたのは、不注意に超えてしまった場合か、あるいはポジション争いをしている場合の2パターンだった。これについてホワイティングは、「2台のマシンが順位を争っている場合は、何かを気にする必要はない」とコメントした。

 今年のシンガポールGPでは、2008年にクラッシュゲートが起きたターン16とターン17の流れをよりスムーズにしようと、ここにも調整が加えられた。しかしその効果は明確にはわかっていない。

 この調整が加わったことにより、今年のマリーナ・ベイ・ストリート・サーキットは昨年よりもコースの全長が2m短くなった。ドライバーは、昨年よりも速く走ることができたドライバーと、それができなかったドライバーに分かれたものの、レース中にはラップレコードが更新され、ケビン・マグヌッセン(ハース)が新たに1分41秒905を記録した(昨年までのレコードタイムは2017年にルイス・ハミルトンが記録した1分45秒008)。

「ラップタイムに関しては、これ(コース距離の短縮)が何を意味したのかはわからない」とホワイティングは語った。

「ラップレコードが更新されたのは、コースが2m短くなったことが原因ではないだろう」

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シリーズ F1
執筆者 Stuart Codling
記事タイプ 速報ニュース