シロトキンのリタイア原因となったのは”サンドイッチ袋”説が濃厚?

シロトキンは、オーストラリアGP決勝で早々にリタイアを喫した原因が"サンドイッチの袋"であったと考えている。

 ウイリアムズのセルゲイ・シロトキンは、オーストラリアGP決勝で早々にリタイアを喫した原因が"サンドイッチ用のプラスチック袋“であったと考えている。

 2018年オーストラリアGPでF1レースデビューを果たしたシロトキンだが、レース開始からわずか5周目のターン13でコースアウトし、リタイアを喫した。

 チームがリタイアの原因を調査した結果、シロトキンは1周目でブレーキダクトに入り込んだ"プラスチック製のゴミ"がその元凶となったのではないかと考えているようだ。

「信じられないと思うけど、プラスチック製のサンドイッチ袋が右リヤのブレーキダクトに入っていたんだ」とシロトキンは語った。

「(レースリタイア後)僕たちのマシンにはまだその袋の一部が残っていた。とても驚かされたよ。(ダクトに入っていたのが)大きなサンドイッチ袋だったんだから」

「3~4ラップ目でブレーキがオーバーヒート気味になっていた。それが原因でブレーキの機能が全て破壊されてしまった」

「その時点でブレーキが効かなくなった。(リタイア地点には)ウォール等がなかったのでマシンをクラッシュさせずに済んだのは良かった。もしストレート上でブレーキが効かなくなっていたとしたら、一巻のおわりだ」

 ウイリアムズの最高技術責任者であるパディ・ロウは、まだサンドイッチ袋がリタイアの決定的な原因であると確認してはいないものの、その可能性が高いことを認めた。

「現時点ではそれが原因であるとみているが、完全に証明できたわけではない」

「その事件を解き明かすのに調査を行う必要がある。だが我々はまるで溶けたビニール袋のような残骸を見つけた」

「ランス(ストロール)はレース序盤のターン1でビニール袋を見かけたと証言していた。我々はブレーキディスクの温度を測定し、該当の場所でその袋がマシンの上を通過するのかどうかを検証しなければならない。そうすることで原因が裏付けされるだろう」

「我々は今後そのような分析を行うつもりだ。しかし右リヤ側のブレーキダクトが完全に塞がれてしまうと、最終的にブレーキから出火し、マシンが破壊する可能性がある。今回はその可能性を逃れたようだ」

「そのコーナーから全てのセンサーがまるで徐々に焼かれていくかのように機能しなくなった。さらにブレーキフルード漏れが確認されたのとマシンのブレーキペダルが完全にフロアについてしまっていたため、おそらくキャリパーのシールが機能しなくなってしまったのだろう」

走行機会の喪失

 序盤でリタイアしてしまったシロトキンは、今回のレースを完走することでマシンを学習することができると期待していたため、残りの53周を走行できなかったことが後々のレースに影響するだろうと考えている。

「開幕戦はただマシンを学び、自信をつけるためにクリーンなレースをしたいと望んでいた」とシロトキンは語った。

「僕は本当に楽しみにしていたし、朝の僕は良いレースができるムードになっていた」

「レースウィークを振り返ると本当に悔しく思えてくる。僕はただそのために走りたかっただけなのに、現実は厳しかった。でも誰にとってもこの出来事を受け入れるのは容易ではないし、誰も今回のような事件が起きると予期することはできないと思う」

 ロウは、特に今回のリタイアのきっかけとなった"奇妙な"状況を考えると、シロトキンの走行の機会が失われたことは残念だと語った。

「私が思う最も不幸なことといえば、セルゲイが奇妙で不運なリタイアによりレースを完走することができなかったことだ」

Additional reporting by Edd Straw

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この記事について
シリーズ F1
イベント名 オーストラリアGP
サーキット Melbourne Grand Prix Circuit
ドライバー セルゲイ シロトキン
チーム ウイリアムズ
記事タイプ 速報ニュース