シロトキン、2度の接触の責任を問われ次戦3グリッド降格が決定
セルゲイ・シトロキンは、オープニングラップでの接触の責任を問われ、次戦の3グリッド降格が確定した。








ウイリアムズのセルゲイ・シロトキンは、アゼルバイジャンGPのオープニングラップにおける他車との接触の責任を問われ、次戦スペインGPで3グリッド降格ペナルティを受かることが確定した。
決勝レースのオープニングラップでは、シロトキンはターン2でブレーキング中のペレスに後ろから接触。これにより、接触された側のペレスはチームメイトのエステバン・オコンともぶつかってしまった。
さらに彼は、トラック上でニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)やフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)と3ワイドになり、両者と接触してレースをリタイアすることになった。
これについてFIAは、次戦スペインGPでシロトキンに3グリッド降格ペナルティを科すことを決定した。またペナルティポイントを2ポイント加算した。
スチュワードの出した声明では、「ナンバー35のドライバー(シロトキン)はナンバー11(ペレス)の背後に突っ込んだ」と述べられており、シロトキンには”完全に接触の責任がある”と書かれている。
この接触を受けたペレスは早々のピットインを強いられたが、後にポジションを取り戻し、最終的に3位でレースを終えた。
また、ケビン・マグヌッセン(ハース)がピエール・ガスリー(トロロッソ)との接触の責任を問われ、10秒のタイムペナルティを科された。
レッドブルの同士討ちによってセーフティカーが出動。その後レースが再開されたが、この時マグヌッセンとガスリーは10番手を争っていた。しかし結局彼らは接触してふたりともポジションを落とし、ガスリーが12位、マグヌッセンが13位でレースを終えた。
この件に関するスチュワードの声明は以下のとおりだ。
「ナンバー20のドライバー(マグヌッセン)は予測できない動きをした。不必要に左へ動き、進路を守っていたナンバー10(ガスリー)と接触した」
なおマグヌッセンは10秒ペナルティ科されたものの、レース結果に影響はなかった。また彼もシロトキン同様にペナルティポイントを2点追加されている。ペナルティポイントは、12カ月以内に12ポイント累積されてしまうと、自動的に1レース出場停止となる。
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | アゼルバイジャンGP |
ロケーション | バクー・シティ・サーキット |
ドライバー | ケビン マグヌッセン , ピエール ガスリー , セルゲイ シロトキン , セルジオ ペレス |
チーム | ハースF1チーム , ウイリアムズ |
執筆者 | Valentin Khorounzhiy |