2022年は”成長の年”に。角田裕毅、F1参戦2年目は「リラックスして戦えた」年末の日本帰省は短めに
F1アブダビGPで閉幕したF1の2022年シーズン。アルファタウリの角田裕毅はF1参戦2年目となった今季を振り返り、ルーキーイヤーよりも「リラックス」してレースに臨めていたと自身の成長について語った。
アルファタウリの角田裕毅はF1 2022年シーズンを振り返り、「リラックス」してレースに臨めていたと語った。
2022年シーズンは角田にとってF1参戦2年目。ルーキーシーズンはチームメイトでF1でフル参戦5年目のピエール・ガスリーに予選・決勝ペースで目に見えた差があったものの、2年目は大きな改善を見せた。
予選では22戦中9勝。決勝では7勝と、結果として角田は2年目もガスリーに負け越すこととなった。もちろんレースに”タラレバ”はないが、シーズン中6回というDNFがなければ(ガスリーは3回)、その記録もよりガスリーに肉薄できていたかもしれない。
昨年の『AT02』に比べて新規定下の『AT03』では、アルファタウリもマシンからパフォーマンスを引き出すことに苦慮。合計獲得ポイントは142ptから35ptに減少し、コンストラクターズランキングでも6位から9位に大きく順位を下げた。
しかし角田個人としては、ドライバーとして大きく成長できた一年になったと考えている。
「全体としては、かなり満足しています」
角田はF1公式サイトにそうコメントした。
「今はレース週末をリラックスして過ごせているんです。特に木曜日と金曜日については、昨年までどのようにアプローチしたらいいのかが分からず、常にストレスを感じていました」
「昨年は特に、全てにおいて焦っていたんです。それで少しイライラしてしまったり、自分で自分を追い込んでしまっていました。でも今は少しリラックスできていて、どんな状況にも対応できるようになりました」
「自信が感じられましたし、それはいい意味での自信です。予想してなかったようなことが起きても、どう対処すればいいかを分かっているんです。だから今年は全体として、自分が毎レース進歩していたことにとても満足しています。この勢いを維持、あるいはさらに加速していけたら良いですね」
Yuki Tsunoda, AlphaTauri AT03
Photo by: Andy Hone / Motorsport Images
また、アルファタウリのチーム代表であるフランツ・トストは度々、ドライバーがF1を理解するためには3年を要すと語ってきていた。その言葉の裏返しか、チームの前身であるトロロッソ時代には4年目の春を迎えられずにシリーズを去るドライバーも多かった。
現在F1はオフシーズンであり、多くのドライバーにとっては激しい一年の疲れを癒やす充電期間となるが、角田はF1参戦3年目の”勝負の年”となる2023年に向けて、多くの時間をヨーロッパで過ごすと明かした。
「今はちょっとヨーロッパにいようと考えています。日本にも戻りますが、昨年よりもおそらく短期間になると思います」
角田は年末の過ごし方についてそう語った。
「それからヨーロッパに戻ってきて、昨年や今季の初めと同様、トレーニングをする予定です」
「(日本で)あまり長く過ごすつもりはありません。でないと本当に太ってしまいますからね!」
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