角田裕毅、マクラーレンCEOの”レッドブルにいるべき”発言に感謝。しかし集中切らさず「自分の力を証明する余地が多くある」
レーシングブルズの角田裕毅は、F1オーストラリアGPの走りが高く評価され、レッドブルの判断が間違っていたのではないかという声もある中、自分の仕事に集中している。
Yuki Tsunoda, RB F1 Team
写真:: Red Bull Content Pool
レーシングブルズの角田裕毅は、F1開幕戦オーストラリアGPで素晴らしいパフォーマンスを披露。予選では5番手、決勝では戦略ミスにより最終的に入賞を逃したものの、それ以前は終始トップ5を争う位置を走った。
一方で角田とレッドブルへの昇格を競い、これを勝ち獲ったリアム・ローソンは予選Q1敗退、決勝レースでもクラッシュに終わった。このことから、レッドブルが角田ではなく、ローソンを昇格させたのは間違いだったのではないかという声もある。
マクラーレンのザク・ブラウンCEOも、予選で5番グリッドを手にした角田を称賛。もちろん、ライバルであるレッドブルを皮肉るためという側面もあるだろうが、「レッドブルにいるべきドライバー」だと語った。
この発言について聞かれた角田は、中国で次のように語った。
「ザクが僕についてプレスに言ってくれたことには感謝していますが、まだ1戦終わっただけです。それについては昨年の1戦目から、続いていたことです。ダニエル(リカルド)とチェコ(セルジオ・ペレス)、僕とチェコ、そしてチェコとリアム……これが僕たちのグループの伝統のようなものです」
「僕はポジティブですが、同時に自分がやっていることを続けなくてはいけません。そして昨年のシーズン終盤に、彼らは今のラインアップを選びました。そしておそらく、今後についても明確なプランがあるでしょう。でも僕はこのロゴが入ったTシャツを着ている限り、チームのためにプッシュしてパフォーマンスを最大化するだけです。僕はまだここに、自分のことを証明する多くの余地が残っていると思っているので、それに集中します」
開幕戦で見せたパフォーマンスを、中国GPでも見せられるかと聞かれた角田は、コース特性の違いからそれほど高い期待は抱いていないという。
「ここは(オーストラリアとは)違うコースです。僕たちは昨年も先週も、主に低速コーナーに強みがありました。ご存知のように、スピード域だけを見ればここにはそうしたコーナーが多いので、良いレース週末を送れるように見えるかもしれませんが、コーナーの特性は全く違っていて、遥かに長いコーナーなんです」
「コーナーを通過するときにかなりの負荷が続けてかかります。率直に言って昨年は、それが僕たちの足かせになっていたんです。なので僕の予想はオーストラリアほど高くはありません」
「コース特性という意味ではバーレーンに近いです。バーレーン(プレシーズンテスト)のペースが悪かったとは必ずしも言えません。燃料やエンジンの面でも、僕らはフルにプッシュしていたわけではないからです。なので、テストで自分たちのパフォーマンスがどれほどあったのかは正確には分かりませんが、驚くほどでもありませんでした。可能な限りの準備をする必要があります」
一方で角田は、自らのフィードバックにより昨年よりも前進しているという点では、自信を持っているようだ。
「でも同時に、昨年から一歩前進できたと思いますし、その一歩を踏み出せた理由のほとんどが昨年、特にシーズン終盤に行なった僕のフィードバックだったことも嬉しいです」
「昨年のアブダビでレッドブルのマシンに乗って比較ができたことも大きかったです。多くのフィードバックをしましたし、実際フィードバックのほとんどが今年のクルマに反映されました。僕のフィードバックがうまく機能してとてもよかったです」
「チームも素晴らしい仕事をしてくれて、空力から来るものではない、純粋な負荷を(タイヤに)かけることができます」
レッドブル昇格を逃したことで、今季はより完璧なドライバーを目指すと開幕前に語っていた角田。少なくとも現段階でその目標に向けて順調に歩んでいると言っていいかもしれない。
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