ボッタス、契約交渉の長期化を懸念「物事を長引かせるのは無意味」
ボッタスは、シーズンに集中するためにもチームとの契約交渉を長引かせることを避けるべきだと考えている。






メルセデスのバルテリ・ボッタスは、今シーズンのレースに集中するためにも、チームとの契約交渉を長引かせてはならないと語った。
2016年末に突然F1を引退したニコ・ロズベルグに代わってチームに加入したボッタス。今年はメルセデスで2年目のシーズンを迎える。
彼は昨年3勝を挙げ、9月の半ばには契約を1年延長したことを発表したが、チームの”答え”を聞くために長い時間待たされるのは望ましいことではないと考えている。
「もちろん自分の将来がどうなるのかということを知るために、最終期限を設けることになるだろう」
「遅かれ早かれ、今年のうちにはわかることだ」
「ドライバーとしては、多くのことを考え集中しなければならないので、物事をあまりにも長引かせるというのは無意味だ。契約に関する話し合いは、僕の邪魔になりかねない」
「チームはそれも理解している。適切な時期が来たら、僕たちは決断を下すことになる」
またボッタスは、シーズン前半の全体よりも、最初の3、4レースの方が特別だとは考えていないが、早い時期にパフォーマンスを発揮すればその分早く決断が下されるチャンスはあることを認めた。
彼は2018シーズンに向けて、メルセデスからのプレッシャーはなく、大いにサポートを受けていると感じているという。
「昨年はチームと共にたくさんのことを学んだ。今年は大切なことに集中し、昨年よりもスムーズにシーズンのスタートを切ることができている」
「タイトル争いに向けて、僕はパフォーマンスを発揮し、昨年、そして5年間のF1キャリアで学んだことを全て利用しなければならない」
ハミルトン、契約は”最低でも複数年”
ボッタスの将来は今シーズン中にも決定されることになるが、一方でチームメイトのルイス・ハミルトンとチームとの契約は形式的なものになる。
チームとは”複数年”の契約を締結することを望んでいるかとハミルトンに尋ねると、「僕は少なくともそれを望んでいる」と答えた。
「2、3年後に自分が何を感じているのか、それは決してわからない」
「先は長いのだから、人生ではたくさんのことが起こり得る。自分の考えが変わることもある」
「今の僕は自分のF1キャリアにおいて、中盤から終盤にかけてのところを過ごしている。でも僕はF1が大好きだ。本当に楽しくやっている。この仕事が大好きだし、とても感謝している。自分の仕事を無視できない」
彼は今年メルセデスで6シーズン目を迎えるが、チームは”これまで以上に素晴らしい仕事環境”になっていると述べた。
「これまでよりも、ここでの仕事が楽しいと感じている」
「僕はパフォーマンスを発揮し続け、改善し、楽しむことができるよう願っている。だから僕は進み続ける」
Additional reporting by Roberto Chinchero
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | バルテリ ボッタス |
執筆者 | Scott Mitchell |