息子マックスに”がっかり”の父フェルスタッペン「思慮深くなるべき」
ヨス・フェルスタッペンは中国GPで息子マックス・フェルスタッペンがベッテルと接触したことに"落胆した"と語った。











ヨス・フェルスタッペンは、中国GPで息子のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)がセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と接触したことに"落胆した"と述べ、息子マックスに対し激しいバトルの中でもっと思慮深くなるべきだと考えている。
オランダのTV番組"Ziggo’s Peptalk show"に出演したヨス・フェルスタッペンは、息子のマックスが間違った動きをしたことによってベッテルがスピンしてしまったと認め、今週中にマックスに会い、その時の出来事について話し合いを行うことを明らかにした。
「ベッテルを追い抜く際の動きは良くなかった。あれで追い抜くのは難しい。判断の誤りだ」
「ああいった状況で、マックスはより思慮深くあるべきだ。私は彼のドライビングスタイルを変えたいとは思わない。スタートの時点で彼は2台交わした。完全にやり遂げたのだ。そう言ったシーンを我々は見たいと思っている」
「その一方で、彼がこのようなインシデントが起こる振る舞いをしているところを見たいとは思わない。その状況をコントロールする必要があるし、もっと思慮深くあるべきだ」
「明日彼に会うつもりだ。先週末の出来事は頭痛の種であるが、そのことについて話し合い、状況を分析しなければならない。これは起りえない出来事だ。すでに彼はそう理解しているだろうし、私から多くを語る必要はない」
ヨスに対し、マックスに怒りを感じているかどうか訊くと「激怒しているわけではないが、がっかりした。しかし彼の方が悔しさをより強く感じているはずだ」とヨスは語った。
マスコミからの"バッシング"
マックスは、バーレーンGPでもルイス・ハミルトン(メルセデス)との接触によってリタイアした。この件についてヨスは、自分の息子を擁護しただけでなく、クラッシュについて大々的に取り上げるメディアに対し、注意を促した。
「そのことについて問題があったとは言えないだろう。私は今でも良い動きだったと思う」とヨスは語った。
「その後、マックスはハミルトンに対しもう少し余地を開けるべきだった。しかしハミルトンもマックスと同じようなことをした可能性がある。よってそのインシデントはレースでの出来事であり、どちらにも責任があると言える」
「彼は本当に上手くやったと思う。メルセデスよりも最高速が低かったため、レッドブルのマシンを駆る彼はより多くのリスクを負わなくてはいけなかった」
「マックスは若いため色眼鏡で見られることがある。中国でも(フェルナンド)アロンソがベッテルを押しやるシーンがあった。しかしそれについてあまり取り上げられていない」
「マックスもそこまで大袈裟に取り上げられることはやっていない。少なくともハミルトンはレースを続けることができたのだ。マックスはマスコミからバッシングを受けているが、それが正しいとは思わない」
この記事について
シリーズ | F1 |
イベント | 中国GP |
ロケーション | 上海国際サーキット |
ドライバー | マックス フェルスタッペン , セバスチャン ベッテル |
執筆者 | Charles Bradley |