ホーナー、同士討ちは喧嘩両成敗「ファクトリーのみんなに謝ってこい」
悪夢の同士討ちを演じてしまったフェルタッペンとリカルドは、スペインGPを前にファクトリーに謝罪をしに行くよう命じられたようだ。
写真:: Sutton Images
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、アゼルバイジャンGP決勝で接触し、悪夢のダブルリタイアとなったマックス・フェルスタッペンとダニエル・リカルドに対し、ファクトリーで働くメンバーにも謝罪しに行くよう命じたようだ。
決勝レース終盤、4番手を争うフェルタッペンとリカルドは、ターン1のブレーキングでクラッシュ。まさかの同士討ちを演じてしまい、2台ともリタイアとなった。
それまでにも、レースを通じて両者は何度もサイド・バイ・サイドのバトルを見せていたが、大量のポイントを逃してしまう最悪の結果となった。
当然、この結末にレッドブルの首脳陣は激怒している。ホーナーは、ドライバーふたりは面目を失っているだろうと語った。そして、次戦スペインGPの前にイギリスのミルトンキーンズにあるファクトリーに行き、チームのメンバーと話をするよう、ふたりに命じたようだ。
「バルセロナでは、ふたりは問題ないだろう。それについて疑いはない」と、ホーナーはスカイスポーツに語った。
「しかし、彼らふたりは犬小屋の中にいるみたいだった。彼らの身振り手振りで、それが分かるだろう」
「彼らはバルセロナでのレースの前にファクトリーに訪れて、すべてのスタッフに謝罪をする」
ホーナーはクラッシュの後、ドライバーふたりが自分勝手な振る舞いをして、チームの良い結果を奪ったと語った。
「この件は非公開で議論が行われるが、ドライバーは結局のところチームのためにドライブをしている。彼らは今日が、台無しになったことは分かっている」
「彼らはチームに謝罪するだろう。チームのメンバー全員にだ。なぜならこれはチームスポーツだからだ。彼らはそれを、忘れかけていたようだがね」
それまでにも、ホイール同士が軽く接触するなど、接近戦を繰り広げていたフェルスタッペンとリカルド。にもかかわらず、チームオーダーを出すつもりはなかったとホーナーは話した。
「今回のレースで、2人の間には3つのインシデントがあったはずだ」
「彼らはレース序盤でホイールを接触させ、少し落ち着くように言われたんだ……彼らのエンジニアは、ドライバーをマネジメントしようとした」
「だが、我々は彼らのホイール・トゥ・ホイールのバトルに干渉はしたくない。この時点までは、非常に良かった。我々が常に言っているのは、お互いにスペースを空けている限りは自由にレースをさせるつもりだ」
「彼らはレースを通じて、不幸なインシデントが起きるまでそれをやっていただけだ。私はどちらか一方のドライバーに責任を押し付けるつもりはない。この件はどちらにも責任があるし、残念ながらチームはリタイアしているんだ」
今後も、ふたりのドライバーに自由にレースをさせるつもりかどうかを尋ねられると、ホーナーは「我々の意志としてはそうさせるつもりだが、チームとお互いに敬意を示し、スペースを与えなければならない」と答えた
「彼らはチームの一員だ。自分自身のためだけではなく、チームの興味を引き、高額な給料に見合うだけのパフォーマンスを発揮するという責任を担っていることを忘れてはならない」
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