フェルスタッペン、接触のミス認めるも「もっと強くなって帰ってくる」
フェルスタッペンは、ベッテルと接触した際に自身に過失があったことを認めたものの、スタイルを変えるつもりはないようだ。













レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、43周目のヘアピンでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と接触した件について、自分に非があったと認めた。
レッドブルは、レース中盤に出動したセーフティカーの際にフェルスタッペンとダニエル・リカルドをピットに呼び戻し、タイヤを交換。1ストップ戦略でタイヤが厳しいライバルたちを猛然と追い上げた。
しかし43周目、フェルスタッペンはヘアピンでベッテルと接触。両者はスピンを喫してしまった。この件についてFIAはフェルスタッペンに非があると判断し、10秒のタイムペナルティを科した。4番手でフィニッシュした彼は、最終的に5位となっている。
一方、ベッテルは接触の後もペースが上がらず、8位でフィニッシュ。ポールポジションスタートだった彼にとっては残念なレースとなってしまった。
レース後、フェルスタッペンは自分が間違っていたと認めた。
「彼(ベッテル)がタイヤに苦しんでいて、コーナーの中までブレーキを引きずっていたのが見えた」
「僕はリヤをロックしてしまい、彼に当たってしまった。それはもちろん、僕のミスだ。望んでいた結果ではない」
「待つべきだったというのは簡単だ。おそらくそれが最善のアイデアだったのだろうが、残念なことにそれが起こってしまった」
開幕からの3戦で、フェルスタッペンが多くのインシデントを引き起こしていることを受け、彼は攻撃的な動きを慎むべきだという意見も出ている。この件についてフェルスタッペンは、次のように語った。
「そうコメントするのは簡単だ。現時点では、自分の思ったようにいっていないのはもちろんだが、だからと言ってそれで自分が落ち着かなくてはいけないのか? 自分はそうは思わない」
「これまでのことは、非常に不運だったから起きたことだ。すべてのことを分析し、今後のレースに向けてより強くなって帰ってくる」
一方のベッテルは、レース後のパルクフェルメでフェルスタッペンと話し、不満をぶつけたという。
「彼のことは、接触の直前まで見えなかった」とベッテルは話した。
「僕は彼に少しスペースを残していた。正直に言って、彼がもっと早く来ると思っていた」
「彼に抵抗するつもりはなかったんだ。ダニエルのことも見ていたからね。彼らは新しいタイヤを装着していて、速すぎたんだ」
「後ろにいる(レッドブル以外の)ライバルたちとのレースで妥協を強いられたくはなかった。しかし彼はミスを犯し、タイヤをロックさせ事件が起こってしまった。彼が判断を誤ったことで、僕たちふたりの結果を台無しにしてしまった」
フェルスタッペンは落ち着く必要があると感じるかどうか問われたベッテルは「彼は十分な数のレースをこなしている。でも、300レースもすれば、そういったことも起こることはあるだろう」と語った。
「マシンの中からでは判断が非常に難しいということを忘れてはいけないが、これらのことを念頭に置いて、最終的にクラッシュしないようにする必要がある」
「フロントウイングを失ったり、パンクしてもおかしくない状況だったので、僕たちは両方とも運が良かった」
この記事について
シリーズ | F1 |
ドライバー | マックス フェルスタッペン , セバスチャン ベッテル |
チーム | フェラーリ , レッドブル・ホンダ |
執筆者 | Jonathan Noble |