スプリント2番手フェルスタッペン、決勝は路面温度の上昇を期待「全く違う状況になる」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1第19戦サンパウロGPのスプリント予選レースを2番手で終えたが、決勝レースはまた違った展開になると考えている。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、F1第19戦サンパウロGPのスプリント予選レースを2番手でフィニッシュした。
金曜予選では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が最速タイムを記録したが、DRSの規定違反で予選結果から除外。そのため、フェルスタッペンが”ポールポジション”からスプリント予選レースに臨んだ。
フェルスタッペンはミディアムタイヤを履いたが、2番グリッドのバルテリ・ボッタス(メルセデス)がスタートで好ダッシュを見せ、ホールショットを奪った。ボッタスはソフトタイヤを履いていたのだ。
その後ボッタスに迫るも、抜ききれなかったフェルスタッペンは2番手で24周のスプリント予選を終えた。これにより決勝レースのフロントロウを獲得。さらに2ポイントを獲得し、決勝を10番グリッドからスタートするハミルトンに対して、ポイント差を21に開いた。
フェルスタッペンは、路面温度が下がったこともあって、ソフトタイヤに有利な展開となったと、スプリント予選を振り返った。
「あまりたくさんのことはできなかった」
スプリント予選の結果にどの程度満足しているかと訊かれ、フェルスタッペンはそう答えた。
「彼(ボッタス)がソフトタイヤを履いていることを知った時、タフなことになるだろうと思ったし、太陽が隠れたことで路面温度が大きく下がってしまった。それがソフトタイヤの助けになったんだ」
「あとから『あの時ソフトにしておけば良かった』というのは簡単だ。でも僕はギヤのシンク(同期)も失っていた。全てのギヤに関して、最初に入れる時にシフトが遅くなっていた。ラップタイムにも影響したし、特に1コーナーへの進入には、シームレスなシフトチェンジが必要だ。どうしてそんなことが起きたのか調べてみる必要がある」
決勝レースのポールポジションは得られなかったフェルスタッペンだが、ペース自体は悪くなかったと考えている。
「その後は、いいペースだったと思う。つまり、バルテリとの差を縮めることができたんだ。でもタイヤがオーバーヒートしてしまって、離れたり、また追いついたりが大変だった。だけどタイヤの寿命は尽きていなかった。このコースはタイヤにかなり攻撃的だけど、それでもトライしてみて、最終的に2ポイントを獲得できた」
フェルスタッペンは、メルセデスのペースを心配しつつも、路面温度が上がれば全く違う展開になる可能性があると考えている。
「もちろん(メルセデスのペースは)少し心配だ。今日の時点ですでに、3番手(フェラーリのカルロス・サインツJr.)と18秒ほどの差がついた。とはいえ、明日は全く違う状況になるだろう。路面温度はおそらく倍近くになるだろうから、全てが少しずつ難しくなる」
「路面温度が上がることを期待しているけど、どうなるか見てみよう。今日はピットストップがないレースだったからね。だから、みんながタイヤでギャンブルをして、結果オーバーテイクが難しいクルマと一緒に走ることになってしまった。エキサイティングなレースにするためには、ピットストップが必要だ」
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