ペレスの”体当たり”、レースディレクター「意図的だとは思えない」

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ペレスの”体当たり”、レースディレクター「意図的だとは思えない」
Jonathan Noble
執筆: Jonathan Noble
2018/09/18 5:28

F1のレースディレクターであるホワイティングは、シンガポールGPでペレスが意図的にシロトキンと接触したとは思えないと語った。

 F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、シンガポールGPでセルジオ・ペレス(フォースインディア)がセルゲイ・シロトキン(ウイリアムズ)に体当たりするように接触した件について、意図的だったとは思えないと話した。

 ペレスは1周目にチームメイトのエステバン・オコンと接触した後、17周を走ってピットイン。ウイリアムズのセルゲイ・シロトキンの後ろでコースに復帰することになったが、オコンのクラッシュによって出動したセーフティカー中にピットインしてソフトタイヤを装着していたシロトキンをなかなか攻略できず、大きくタイムを失った。

 フラストレーションを溜めていたペレスは34周目、シロトキンのアウト側に並走して17コーナーに進入し、ようやくオーバーテイクをするかと思われた。しかしその矢先、ペレスはシロトキンに体当たりするようにステアリングを切り、両者のマシンが接触してしまった。

 幸い、シロトキンのマシンには大きなダメージはなく走行を継続。しかしペレスはタイヤをパンクさせ、さらに接触の責任を問われてドライブスルーペナルティを科せられた。

 これに対し不必要な接触を引き起こしたペレスには、もっと重いペナルティが必要であり、一部には出場停止処分が妥当だと主張する声も挙がっている。

 しかしホワイティングは、ペレスがレーシングスピードで故意に接触をするほど愚かなドライバーだとは考えておらず、それほどの厳罰は必要ないと語った。

「私は彼と話はしていないし、私が知る限りスチュワードも話はしていない」

「しかしドライバーがわざとライバルのマシンと接触しようと考えるとは思えない」

「彼はシロトキンをパスしようと一生懸命だった。彼は少しフラストレーションを溜めていたようだったが、自分がどれだけ前に出ているか、彼が判断を誤っただけだと私は思う」

「彼らが14コーナーから17コーナーに至るまで、どれだけの接近戦をしていたか見ただろう。私はペレスが判断ミスをしただけだと思っている」

 接触の数周前には、ペレスはシロトキンがブレーキングゾーンでラインを変えていると無線で不満を述べていたが、ホワイティングはこれについて問題はなかったと話した。

「ペレスは7コーナーと14コーナーでその件について不満を言っていた。だが、我々が見た限り何も問題はなかった。彼はもう一度不満を口にし、我々もそれをチェックしたが、率直に言ってその時の彼はシロトキンと十分に近いと言えるポジションにいなかった」

「セルゲイはおそらく、14コーナーに進入するのに慎重になっていたのだろう。彼らがコーナーに近づくにつれて、わずかに左に動いていただけだった。セルジオがそこで接近したことはなく、彼は十分な距離を保っていた」

「我々が、ブレーキングの際に何が起きているのかを調査し始めるためには、もっと(シロトキンに)近づかなければならない。なぜなら、そうでなければ我々にとっては問題にはならないからだ」

 故意にマシンをぶつけたという点では、昨年のアゼルバイジャンGPでセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がルイス・ハミルトン(メルセデス)に体当たりした件が思い出される。

 しかしホワイティングは、ベッテルの件はセーフティカー走行中に起きた出来事であり、走行スピードが遅かったため、ふたつのインシデントは大きく異なると主張した。

「バクーではセーフティカーが出ていた。安全だったとは言わないが、レーシングスピードで走っている時よりもアクシデントが起こる可能性は低いと言えるだろう」

「おそらくスチュワードもそれを考慮に入れたのだろう」

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