岸田総理のF1日本GP訪問をアテンドした山本左近、モータースポーツへの関心を実感? 「もっと見ていたかったという気持ちをすごく感じた」
山本左近衆議院議員はモータースポーツ出身の議員として振興活動にも力を入れている。F1日本GPを岸田文雄総理大臣が訪問した際には元F1ドライバーということもありアテンドを務めていたが、岸田総理がF1を相当魅力を感じていた様子だったと明かした。
写真:: Red Bull Content Pool
2022年10月初旬、三重県・鈴鹿サーキットでは2019年以来3年ぶりにF1日本GPが開催された。同グランプリには岸田文雄総理大臣が訪れ、スタートセレモニーに出席するなどした。世界最高峰のモータースポーツと目されるF1だが、日本の現役総理大臣が日本GPに訪れるのは、これが初めてである。その岸田総理に帯同した、元F1ドライバーの山本左近衆議院議員に話を聞いた。
海外のグランプリは、国や地方自治体による開催も多いため、表彰式のプレゼンターを王族などの要人が務めることも珍しくない。しかし日本では皇族はもちろんのこと、行政の長である総理大臣がグランプリを訪問したことはこれまでになかった(明仁上皇が皇太子時代にF1ドイツGPを訪れ、表彰式のプレゼンターを務めたことはある)。
2022年は3年ぶりの開催ということはもちろん、日本人F1ドライバー角田裕毅(アルファタウリ)が参戦していることや、2021年にホンダ製パワーユニットを使用して王者に輝いたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)などの存在もあってか、観戦チケットは完売。観客動員数は3日間で20万人を記録するなど、近年では稀に見る観客の多さとなった。
そんな今年の日本GPを、岸田総理が訪問。スタートセレモニーに出席したり、表彰台から観客に向けて挨拶を行なったりした。また今シーズンも実質的にホンダ製のパワーユニットを使用するレッドブルのガレージを訪れたり、角田を激励したりと、様々な活動を行なった。
その岸田総理の傍には、元F1ドライバーで2021年に衆議院議員となった山本左近の姿があった。山本議員は岸田総理と行動を共にし、国際映像にも岸田総理にF1を解説しているような姿が映し出された。
岸田総理がF1を現場で見てどの様に感じたのだろうか? 山本議員改めて当時の様子を聞いた。
「総理がF1を見てどんな反応をするかは、私も予想できていませんでした」
お台場で行なわれたモータースポーツジャパン2022で、フォーミュラEのGen2マシンによるデモランを行なった山本議員は、取材にそう答えた。
「ですが(実際に見て貰うと)迫力に凄く魅力を感じて頂けたと思います。公務の都合でどうしても(途中で)切り上げる必要がありましたが、もっと見ていきたかったんだろうなというのをすごく感じました」
そんな中でも岸田総理は、現在の世界で喫緊の課題となっている二酸化炭素排出量にかかわる問題に向け、モータースポーツを通じた開発という部分に強い関心を持っていたと山本議員は語った。
「走るクルマの魅力と共に、携わる人たちの熱量や情熱、エンジニアリングにおける開発能力ですとかをそういったものに、F1で触れていただきました」
「そしてモータースポーツ全体……F1でも注目されているエンジン開発や合成燃料を含む燃料開発やカーボンニュートラルに資する取り組みをモータースポーツから発信し、もしくは中心となって研究開発を進めているというところは、非常に強く関心を持って頂けたんだと思います。もちろん、ドライバーの魅力とともに、ですよ」
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