ルノー代表、成績振るわぬオコンを擁護「リカルド相手だから……”大惨事”ではない」
ルノーのシリル・アビテブール代表は、エステバン・オコンの現状は”大惨事ではない”と語り、忍耐強く戦うようアドバイスした。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
今季のF1は、レーシングポイントとマクラーレン、そしてルノーがコンストラクターズランキング3番手を激しく争っている。第11戦アイフェルGPを終えた段階で、現在3番手のレーシングポイントから5番手のルノーまで、わずか6ポイント差となっている。
ルノーのダニエル・リカルドがアイフェルGPで3位表彰台を獲得するなど、78ポイントを獲得しドライバーズランキング4番手につけている。しかし一方で、チームメイトのエステバン・オコンはランキング12番手(36ポイント)に沈んでいる。
オコンには、トスカーナGPやロシアGPで信頼性トラブルに見舞われる不運もあったが、彼が予選や決勝でリカルドの後塵を拝することが多いのも確かだ。コンストラクターズランキング3位を狙うチームとしては、オコンにもうひと踏ん張りしてほしいというのが正直なところだろう。
ルノーのマネージングディレクターを務めるシリル・アビテブールは、オコンについて次のように語った。
「残念ながら彼が直接コントロールできない理由により結果には繋がっていないが、彼はここ数レースでやっていたことをやり続ける必要がある」
「ムジェロで起きたブレーキのオーバーヒートの問題はまだ完全には解明されていない。まだ分かっていないんだ」
ピエール・ガスリー(アルファタウリ)が優勝したイタリアGPでは、オコンが8位入賞したものの、チェッカー後に無線でチームに『チャンスを逃した』と不満をぶつける場面があった。アビテブールは、当時は難しい状況だったと認めたが、深刻な事態には陥っていないと語った。
「はっきりさせておこう。モンツァは難しかった。エステバンは少しリセットして、みんなとの働き方を考えたんだ。(オコンの担当エンジニアである)マーク・スレイドは、レースエンジニアとしての経験が豊富だし、(オコンを)ステップアップさせるために多くの仕事や議論をしてきた」
「彼(オコン)は現状について非常に現実的である必要があるとは思うが、大惨事といった状況ではないんだ」
アビテブールは、オコンがチームメイトとの厳しい競争に直面していることを認めた。
「率直に言って、もし信頼性トラブルによってポイントを失わなければ、彼はダニエルのすぐ後ろにいるだろう」
「しかし、彼の相手はダニエル・リカルドだ。彼はチームメイトがこれほど強かったことはない。(セルジオ)ペレスなど、良いチームメイトはいたが、ダニエルの方がもっと強力だと思う」
「彼は現実的である必要があるし、自分で現実的な目標を立てなければならない。しかし彼の現在のパフォーマンスは、恥じるべきモノではないと思う。そして、自信と忍耐力を築き上げていくんだ」
「多くの若いドライバーがそうであるように、彼も時には焦りを感じて小さなミスをしてしまうことはある。しかし、それを修正できないという不安はまったくない」
「チームからのサポートがあれば、きっと修正できるはずだ」
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