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レーシングブルズ新代表パルメイン初インタビュー「これまでの経験により、いい仕事ができるはず!」 そしてザウバー代表との友情

アラン・パルメインが、レーシングブルズのチーム代表に就任して初めてインタビューに応じ、ローレン・メキーズの後任としてのビジョンを語った。

Alan Permane, Racing Director RB F1 Team

Alan Permane, Racing Director RB F1 Team

写真:: Red Bull Content Pool

 レッドブル・レーシングの指揮を20年間にわたって執ったクリスチャン・ホーナーが、チーム代表の座を突然解任された影響は、レッドブル・ファミリー全体に波及した。ローレン・メキーズがホーナーの後任としてレッドブル・レーシングの新たなチーム代表に任命されたことを受け、レーシングブルズの新代表にはアラン・パルメインが昇格した。

 パルメインはかつてベネトンのエンジニアを務め、その後チームの名称がルノー、ロータス、アルピーヌと変わる中でも同チームに在籍し続け、スポーティングディレクターを務めるなどした。

 しかし2年前にアルピーヌを去ると、2024年1月にレーシング・ディレクターとしてレーシングブルズに加わった。そして今回、チーム代表に昇格。今後はイギリスのミルトン・キーンズおよびイタリアのファエンツァの2箇所に拠点を置くチームで働く、700人のスタッフを統括することになる。

Alan Permane, Racing Director RB F1 Team, Laurent Mekies, Team Principal, RB F1 Team

Alan Permane, Racing Director RB F1 Team, Laurent Mekies, Team Principal, RB F1 Team

Photo by: Red Bull Content Pool

 現在58歳のパルメインはmotorsport.comのインタビューに対し、これまであらゆる経験を積んできたものの、チーム代表に就任するのは全くの予想外だったと語った。

「このニュースには様々な感情が沸き起こった。ショックもあれば、誇りに思う気持ちもあった」

「彼らが私に能力があり、このチームを率いるポテンシャルがあると感じてくれたことは、素晴らしいことだ。オーストリアのレッドブル経営陣、オリバー・ミンツラフCEOとヘルムート・マルコ(レッドブルのモータースポーツ・アドバイザー)、そして私を推薦し、後押しし、信じてくれたローレンに深く感謝している。素晴らしい1週間だった」

 パルメインは、チーム代表として初めて挑むグランプリとなるベルギーGPまでに、準備期間は2週間しかなかった。しかし前代表のメキーズと、ピーター・バイエルCEOが築き上げてきた強固な体制のおかげで、自らが体制を刷新する必要はないと考えている。

「そうだね。現状を維持することが、今後の計画だ」

「ローレンとピーターはこの18ヵ月の間、チームと共に素晴らしい仕事をし、競争力を飛躍的に向上させてくれた。私の計画は、その勢いを維持し、チームをこれまでと同じ軌道に乗せることだ」

「素晴らしいチームだ。レッドブルの幹部たちも、このチームの運営に非常に満足してくれていることを承知している。目標は中団グループのトップに立つことだ。我々はまさにその戦いに挑んでおり、今年もその戦いを続けていく」

「私の出張が増えるのは間違いない。主にミルトン・キーンズを拠点としているけど、今後はふたつの拠点を行き来することは間違いない。以前レーシング・ディレクターを務めていた時代には、イタリアにも少し滞在していたことがある。おそらく、チームの大部分が拠点を置くファエンツァで勤務する時間の方が、少し長くなるだろう」

大きな挑戦が待ち構えている

Liam Lawson, Racing Bulls Team

Liam Lawson, Racing Bulls Team

Photo by: Sam Bloxham / LAT Images via Getty Images

 パルメイン新代表は、スポーティングディレクターとして働いてきた経験が、代表を務める基盤となるはずだと感じている。しかし、700人の従業員を抱えるふたつのファクトリーを統括するのは、並大抵の仕事ではない。

「スポーティングディレクターとしての職務は、十分な基礎を築いてくれると思う」

 そうパルメインは語った。

「もちろん、はるかに大変な役割だ。スポーティングディレクターは、60〜70人ほどのグループを統括し、FIAの委員会にも参加する。FIAやスチュワード、ペナルティや抗議にも関わる。だからこの仕事を引き受けるにあたっては、十分な基盤があると言える。しかし、もちろんはるかに大変な役割だ」

「新たなことはたくさんあるが、引き受ける準備は万端だし、いい仕事ができると確信している」

 なおレーシングブルズは、パルメインの後任としてレーシングディレクターに就任する人物を、当面の間は任命しないようだ。代わりに、チーフ・レースエンジニアのマッティア・スピニが、一部の役職を引き継ぐことになる。

「現時点では、そのポジションを埋める予定はない。すぐに変更する予定もない」とパルメインは言う。

「マッティアが後任となる。彼は優秀なチーフ・レースエンジニアであり、より多くのことを成し遂げたいと熱望している。その能力も十分に備えている。必然的に、ローレンが担当していたよりも、私がその業務にも深く関わることになるだろう。移行が可能な限りスムーズに進むように配慮するだけだ。しかしその点については心配していない。ミルトン・キーンズとファエンツァのトラックサイドチームは、とても強力だからね」

ザウバー代表ウィートリーとの優勝

 今回のニュースを受けて、ザウバーのチーム代表であるジョナサン・ウィートリーが、ベネトン時代の写真を投稿。当時ウィートリーとパルメインは共にベネトンで働いており、1995年にミハエル・シューマッハーがタイトルを獲得した時に、ふたりがシャンパンで祝ったのだ。パルメインとウィートリーは、ベネトン在籍中に親しい友人となり、今後は共にチーム代表として競い合うことになった。

 

「我々は共に成長してきた」

 パルメインはそう語った。

「ふたりとも、ミハエルのマシンを担当していた。当時私は電子工学のエンジニアで、ジョナサンはナンバー2メカニックだった。そこから、我々の友情が始まった。長年共に働いた。ベネトン、ルノー……その後彼はレッドブルに行き、そして今ではアウディだ」

 ザウバーのチーム代表に就任したウィートリーを見て、野心を抱くことはあったのかと尋ねると、パルメインはこう語った。

「正直に言ってないよ。私はどちらかと言えば技術系の人間……もしくは競技する方の人間だったんだ」

「でも、彼と対峙するのが現実になった今、とてもワクワクしている。私にとっては大きな挑戦になるだろうし、本当に楽しみにしている」

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