直線重視のギャンブル大成功! アルボン、スタートディレイの恩恵もあり嬉しい6位入賞「ちょっと心配だったけど、展開に感謝」
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1ベルギーGP決勝で6位フィニッシュの大金星。長い赤旗中断により天候が回復し、ほぼドライコンディションでのレースとなった影響が大きいと説明した。
George Russell, Mercedes, Alexander Albon, Williams
写真:: Peter Fox
F1ベルギーGPの決勝レースは、天候の回復を待つため実質的なスタートが1時間以上ディレイとなり、レースの大半がドライコンディションで行なわれた。雨を予想してマシンセットアップを組んだドライバーからは不満の声もあるが、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンにとっては追い風となったようだ。
アルボンはダウンフォースを削ったセットアップを武器に予選で5番手タイムを記録。ただ3列目から迎える雨の決勝レースでは、この選択で劣勢に立たされると予想されていた。
予報の通り、決勝日は朝から雨が降っては止む天候。スタート進行が行なわれる中で激しい雨がスパ・フランコルシャンに降り注いだため、一度セーフティカー先導でフォーメーションラップが実施されたものの、レッドフラッグが振られてスタートが一時中断となった。
F1は安全を考慮して、分厚い雨雲が通りすぎるのを待ち、セーフティカー先導で4周を回った後にローリングスタートで実質的なレースを開始することを選択。この頃には雨も上がり、コースはところにより乾き始めているという段階までコンディションが回復していたため、各車とも10周を過ぎた頃からインターミディエイトタイヤからスリックタイヤへと交換した。
このF1の判断がアルボンにとっては大きな助けとなった。アルボンはウエット路面で苦しみメルセデスのジョージ・ラッセルに5番手を譲った一方で、ドライ路面になってからは快調そのもの。最後方から驚異的な追い上げを見せたフェラーリのルイス・ハミルトンを退けて、6位でフィニッシュした。
「本当にハッピーだ」
44周のレースを終えて、アルボンはそう語った。
「ウエットタイヤでは少し苦労するということが分かっていた。シルバーストンでもそうだったし、ここでもそうだった。特にインターミディエイトでの高速区間には苦しめられた。でもみんなのタイヤが消耗し始めた時、僕らは実際大丈夫だった。インターミディエイトのスティント終盤は、ジョージを追い上げていたんだ」
「ドライのタイヤに履き替えてからは、良い形でレースをコントロールできた。ジョージから1.5〜2秒差で走ることができていたし、かなり良い感じだった。それから少し落ちたけど、正直なところ、悪くないと思う」
「今回は次にいた中団勢のマシンに12秒差をつけていた。とても強力だったし、ルイスを抑え込むには十分なペースだった」
アルボンはドライで行なわれたF1スプリントの際、ハイダウンフォース気味のセットアップを選んだため、平均速度で上回るライバルを前になすすべなく、16位に終わった。そこで予選に向けて、挙動が不安定になるのを承知で、空気抵抗を減らして直線パフォーマンスを伸ばす方向にセットアップを振ることを選んだ。
Alex Albon, Williams
写真: Erik Junius
予選後に「できるだけドライコンディションが長く続いたら最高だ」と語っていた通り、アルボンはウエット路面がメインのレースではセットアップが裏目に出る可能性があったと考えていただけに、展開が味方したことを大いに喜んだ。
「実際にスタートする頃には、ほとんどスリック(に適した路面)になっていたと思う」とアルボンは振り返った。
「それが大きな変化をもたらしたかどうかは分からない。もしかしたら、ウエットの時間がもう少し長かったらレースがエキサイティングになっていたかもしれない。それだと僕らは不利になったかもしれないから、ウエットが短くて良かったよ」
またアルボンは次のように語った。
「(スタート時点では)雨向けセッティングのマシンや、ピットレーンスタートのマシンに有利だったのは事実だ。彼らはデカいリヤウイングを武器に大きくジャンプアップしていたし、こういうコースではウエットだと1周1秒の差が出ることもある」
「ルイスとキミがすごいペースで追い上げていたから、僕は少し心配していたんだけど……僕らは別のアプローチを採ったからね!」
「(ハイダウンフォース)ウイングを外したから、ちょっと心配だった。でもレースがほとんどドライだったことに感謝したい」
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