ウイリアムズのアルボン、技術違反で予選失格! フロアの幅が広すぎ、8番グリッドを失う
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、マシンのフロアが技術規則に適合していないことが判明し、F1オランダGPの予選結果から除外された。
Alex Albon, Williams FW46
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、F1オランダGPで印象的な走りを見せ、予選Q3に進出。8番手を獲得したが、マシンが技術規則に適合していなかったとして予選結果から除外。決勝は最後尾からのスタートとなった。
FIAは予選後の車検で、アルボン車のフロアがレギュレーションで認められているサイズをオーバーしていることを発見し、スチュワードに報告した。
motorsport.comの調べによると、FIAがフロアをスキャンしたところ、レギュレーションで許容されている1600mmを超える幅があることが判明したという。
このフロアは、ウイリアムズが夏休み明けの初戦に持ち込んだ数多くのアップグレードパーツのうちのひとつである。ウイリアムズはFIAの裁定に異議を唱えなかったが、独自の測定装置では制限内であったと主張している。
「スチュワードは23号車(アルボン)のチーム代表、FIAテクニカルデレゲート、マシンの計測を行ったFIA検査員、FIAシングルシーターディレクターから話を聞いた」
「23号車のフロアボディは、FIAフォーミュラ1技術規則第3.5.1条a)に記載されている規定容積から外れていることが判明した」
「チームはFIA測定システムの較正とマシンの測定に異議を唱えなかったが、独自の測定では異なる結果が出たと述べた」
「スチュワードは、パルクフェルメで行なわれたFIAシステムによる測定結果が適切なものであり、規則で規定された正当な手続きが踏まれていると判断する」
「したがって、このような違反に対する標準的なペナルティが適用される」
Alex Albon, Williams FW46
Photo by: Andrew Ferraro / Motorsport Images
対して、ウイリアムズは次のように述べている。
「我々はこの結果に非常に失望しており、徹底的な調査を行ない、近日中に最新情報を提供する予定だ」
8番グリッドを失ったアルボンは、最後尾グリッドからのスタートとなり、予選結果9番手以下だったドライバーはひとつずつグリッドが繰り上がる。8番グリッドには、アストンマーティンのランス・ストロールがつくことになる。
今季最初のメジャーアップデート・パッケージを持ち込んだウイリアムズにとって、オランダGPは散々な週末となっている。アルボンのチームメイトであるローガン・サージェントは、FP3でマシンから出火する大クラッシュを喫し、予選に参加できなかった。
なおチームは、F1競技規則39.4条によりサージェントのフリー走行でのタイムを参照し、決勝出走を認めるようスチュワードに要請している。
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