アルボンは”無能”じゃない! ラッセル、マシンに手を焼くアルボンを擁護
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、ハンガリーGP予選で13番手と苦しんだアレクサンダー・アルボンが”無能”に見せかけられていると語った。
写真:: Charles Coates / Motorsport Images
ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、チームメイトのマックス・フェルスタッペンと比べてパフォーマンスが振るわないアレクサンダー・アルボンについて、”無能”のように見せかけられてしまっていると話した。
低速レイアウトが特徴のハンガロリンクで、レッドブルは優勝候補の一角だと目されていたものの大苦戦。アルボンは不安定なマシンに苦しみ、予選13番手に終わった。
一方、フェルスタッペンは予選Q3に進出したが、ポールシッターであるルイス・ハミルトン(メルセデス)には1.4秒もの大差をつけられ7番手に留まった。
開幕戦オーストリアGPではメルセデス勢に襲いかかるなど、見せ場を作ったアルボンだが、第2戦シュタイアーマルクGPではフェルスタッペンよりもレースペースが悪く、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)に追い立てられる場面もあった。
アルボンはパフォーマンスの面でプレッシャーがかかりつつあるが、ラッセルはそうした状況は不当だと考えている。
ラッセルとアルボンは2018年にF2タイトルを争い、ラッセルが王座を獲得している。また、2016年のGP3でアルボンは、シャルル・ルクレール(現フェラーリ)とタイトル争いを展開している。
「僕が言いたいのは、アレックスのことは昔から知っていて、15年前にも同じパドックにいたということだ」
そうラッセルはスカイスポーツF1に語った。
「彼は僕たちがレースをしてきた中でも最高のドライバーのひとりだ。マックスやシャルル、僕たち全員が彼は常に最前線にいたと言うだろう」
「だから僕は、一体何が起きているか分からない。彼が無能に見えるようにされているから、本当に気分が悪い。全くそうじゃないんだ」
「彼はこれまであらゆることで勝ってきた。何が起きているかは分からないけど、彼ら(レッドブル)は彼のために状況を整理する必要がある」
一方のウイリアムズはラッセルが予選12番手、ニコラス・ラティフィが15番手。ウイリアムズが2台共にQ2に進出するのは、2018年のイタリアGP以来初めてとなる。
「僕たちの目標は、Q2進出とアルファロメオ、ハース勢を上回ることだった」とラッセルは説明した。
「Q1の始めからクルマが活き活きしていて、目標を全てクリアできた」
「実際、わずかな差でQ3進出を逃してしまったので、実際にはイライラしてるよ! だから少し落ち着きたいけど、嬉しいのは確かだ」
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