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ハミルトンから謝罪のメッセージ……初表彰台を失ったアルボン「本当に良かった」

レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、F1ブラジルGPでメルセデスのルイス・ハミルトンと接触し、自身初の表彰台獲得を逃したが、ハミルトンから謝罪のメッセージを受け取ったことに感謝していると語る。

Alexander Albon, Red Bull Racing

Alexander Albon, Red Bull Racing

Andrew Hone / Motorsport Images

 レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、ブラジルGPでの接触について、アブダビでもメルセデスのルイス・ハミルトンから改めて謝罪を受けたという。しかしその一方で、アルボンも接触を避けることができたかもしれないと考えている。

 アルボンはF1での自身初表彰台を目指し、ブラジルGPの最後のセーフティカー解除の瞬間を迎えた。当時、レースは残り2周だった。

 しかし、新品のタイヤを履き、猛烈な勢いで後方から追い上げてきたルイス・ハミルトン(メルセデス)がアルボンを猛追、そして接触してしまう。アルボンはスピンを喫し、大きくポジションを落とすことになってしまった。

 ハミルトンはこの接触についての全ての責任を認め、5秒のタイム加算ペナルティを受け、7位に降格となった。

 アルボンは表彰台を失ったことは「痛い」と語ったが、ハミルトンからレース後に謝罪を受けたことを感謝し、その後ハミルトンからさらなるアプローチがあったことを明かした。

「表彰台を失ったのは痛いけど、将来もっとチャンスがあるだろう」

 そうアルボンは語った。

「ルイスとのことについても、本当にに良かった」

「彼はダイレクトメッセージでメッセージをくれて、すごく謝ってくれたんだ」

 レース後すぐにハミルトンが非を認めたことに驚いたかと尋ねると、アルボンは次のようにmotorsport.comに対して語った。

「うん、そう思うよ。色々な状況があるけど、もちろん、ルイスを完全に責めることはない」

「僕の方にも、クラッシュを避けるためにできたことがあるかもしれない。最初はびっくりしたけど、それは可能性のひとつに過ぎなかった」

「あの接触は、常に起きることだとは限らなかった。すぐ次のコーナーやターン1でも起きる可能性があったんだ」

 アルボンは、コーナーのイン側にハミルトンがいることが見えておらず、誰もいないことを”期待”してターンインしたという。

 他にインを守るための術はなかったのかと尋ねられたアルボンは、motorsport.comに対して次のように答えた。

「様々な状況が重なっていた。今回のことは、それらのうちのひとつだ。もしああいうコーナーでディフェンスをし過ぎた場合、ターン1でもっと無防備になってしまう」

「最も影響の大きいところでタイムを失いたくはない。マシンの速度が良くなったからといって、ディフェンスをやり過ぎてしまった場合、オーバーテイクされてしまうことになる」

「そういうことが起きた場合、僕がやったように、ギャップを広げることもできるし、コーナーをワイドに走ることもできる」

「現時点では、前回のことはそのような物のひとつに過ぎなかった。もちろん、接触しない方が良いと思うけどね」

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