ウイリアムズでの生活を謳歌するアルボン。レッドブル時代との大きな違いは”成功の価値観”
アレクサンダー・アルボンは、ウイリアムズで小さな勝利を祝うのが楽しいと語り、成功に対する価値観がレッドブルとの主な違いだと語った。
写真:: Mark Sutton / Motorsport Images
アレクサンダー・アルボンは、ウイリアムズでの生活を楽しんでおり、以前とは成功の定義が変わったと話した。
アルボンは2019年にトロロッソからF1デビュー。そのシーズン途中にピエール・ガスリーと入れ替わる形でレッドブルへと昇格した。しかし彼も、マックス・フェルスタッペンに匹敵する速さを見せられなかったことでシートを失い、2021年はレッドブルのリザーブドライバー兼テストドライバーとして過ごした。
今年F1に復帰したアルボンは、レッドブルとは対照的なポジションにいるウイリアムズでの生活を楽しんでいるようだ。サマーブレイク前にmotorsport.comのインタビューに応えたアルボンは、ウイリアムズでドライブすることで成功の定義が「変わった」と語り、1ポイント獲得がチームにとって大きな意味を持つということを楽しんでいると説明した。
「優勝を狙うチームだと、6位や7位でフィニッシュしても、それはあまり良いことではないんだ。一方、僕たちは今年、自分たちが望んでいる場所にはいないけれど、マシンが本来の力を発揮して完璧なパフォーマンスを発揮できれば、中団の位置を戦ってポイントを獲得することができる」
「チームを変えるときの主な違いは、成功の価値観と良い週末とは何かということだ。Q1敗退でも、ラップが良かったとか、マシンが良かったとか感じることがある。チームとしてすべてを最大化できたと感じられるんだ」
「たとえ外から見てそう思えなくても、それをポジティブにとらえなければならないんだ」
1シーズンF1から離れていたことで、アルボンは錆を落とさなければならなかったという。しかし、ちょうどレギュレーションが変わるタイミングだったことで、それが容易になったと考えている。
Alex Albon, Williams FW44
Photo by: Williams
予選では、チームメイトのニコラス・ラティフィに11勝2敗で大きく勝ち越し。ウイリアムズがこれまで獲得した3ポイント全てをアルボンが稼ぐという、充実の前半戦となった。
「本当にうまくいったと思う」とアルボンは付け加えた。
「もちろん1年間マシンに乗っていなかったから、特にテストや最初の2~3レースはなかなか慣れることができなかった」
「それでも、周りのみんなと同じように準備できたと思う。ルールが変わったことで、すべてが平準化されたのだと思う」
「昨年と比較して、どこが限界なのかを言うのは非常に難しい。まったく別のクルマだから、比較することはできないんだ」
「でも、その場にいる理由がないと感じるにもかかわらず、ポイントを獲得したこともある。そういうレースが本当に重要なんだ」
ウイリアムズとの契約を2023年まで延長したアルボンは、上位グリッドで戦うよりもプレッシャーが少ないことを認めつつも、そのプレッシャーのほとんどは自分自身でかけていたものだという。
「スポットライトを浴びることが少なくなったと言えるかもしれない。 期待やプレッシャーという点では、ノイズが少なくなった。でも同時に、少なくとも批判は常に自分の内側から来るものなんだ」
「以前にも言ったことがある。僕は自分の最も厳しい批判者だ。良くない言い方に聞こえるかもしれないけど、人がどう言おうが関係ないんだ」
「ノイズが少なくなったとしても、僕は常に、言うならばハッピーではないんだ」
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