マシンの動きがより“予測”できるように? アルボン、苦戦のトンネルに希望の光か
レッドブルのアレクサンダー・アルボンはF1ベルギーGPで改善が見られ、予選を5番手で終えた。彼曰く、今週末のマシンには一貫性がより備わっているという。
Alex Albon, Red Bull Racing RB16
Andy Hone / Motorsport Images
F1ベルギーGPではレッドブルのアレクサンダー・アルボンが調子を上向かせている。
アルボンはこれまでのところ苦戦が続いており、表彰台獲得はゼロ。チームメイトのマックス・フェルスタッペンのペースに匹敵することができず、ポイント面にもそれは如実に表れてきた。それは今季用のマシンRB16が扱いづらい特性であるということも関係しているようだった。
しかしベルギーGPが始まると、アルボンは金曜フリー走行からマシンにいい感触を持てたと明かしており、これまでよりも順調に推移している様子だった。実際、予選でも今季ベストタイの5番手タイムを獲得している。
「間違いなくポジティブなことだと捉えているよ」と、アルボンは予選後に語った。
「正直、クルマはFP1から良い感触だった。それからは毎回改善していくだけだった。何かを探さなくちゃという感じは無かった。微調整であって、予選でも大きな驚きは無かったよ」
「少なくとも僕にとってはほんの小さなことだけど、直感的にドライブすることができる。コーナー進入から中盤にかけての流れが少し良くなっていて、以前よりも少し自信を持って走れるんだ」
「これは良いステップだよ。これがガレージで作業をしてきたことだと思うし、僕らは正しい方向に向かっていると思う。それは間違いない」
アルボンによると、今週末の改善でマシンはより動きが予測できるものになり、より自信を持てるようになったという。
そして、その改善にはレッドブルがベルギーGPへ持ち込んだいくつかのパーツが役に立ったようだ。
「マシンを走らせると、数周、もっと言えば数コーナーでバランスが良いのか、悪いのかを感じることができる」
「ここでのマシンは、さっきも言ったようにコーナーへ入るところからより予測がつくし、一貫性のあるドライブができるんだ」
「マックスと僕はマシンをより一貫性のある、予測可能なものにしようと話してきた。僕らがここに持ち込んだものは、必ずしもダウンフォースに対処するためのものじゃない。そうした領域を手助けするもので、それがポジティブだった」
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はアルボンの改善は「見ていて良いものだった」と語っており、昨年レッドブル昇格後初のレースを迎えたサーキットに戻ってきたことも、いい影響を与えたのではないかと述べた。
「今週末、アレックスは上手く走っている。彼はここでマシンがより好みにあっていることに気がついたんだ」
ホーナーはそう語った。
「我々はバルセロナからベルギーの間で、彼のためにマシンを落ち着かせようと多くの作業を行なってきた。特に燃料の少ない状態でだ」
「我々のマシンでこの会場に来るのは2回目というのも事実だ。彼も何を期待されているのかは分かっていると思うし、我々も彼のために多少マシンを改善することができたと思う」
「そうしたものを目にできてよかった。彼はポテンシャルがあるし、素晴らしいレースをしていることは分かっているから、フロントロウに近い場所からスタートして、良いパフォーマンスを示してくれることを願っている」
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