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「ランオフエリアでの減速を徹底すべき」アレジ、厳罰による取り締まりを提案

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「ランオフエリアでの減速を徹底すべき」アレジ、厳罰による取り締まりを提案
執筆:
2019/10/08 2:55

元F1ドライバーのジャン・アレジは、アスファルトのランオフエリアで減速しなかったドライバーはペナルティを受けるべきだと考えている。

 元F1ドライバーであり、現在はFIA F2選手権に参戦している息子ジュリアーノに帯同してサーキットを訪れることも多いジャン・アレジは、アスファルトのランオフエリアで減速しなかったドライバーに厳罰を科すべきだと語った。

 ロシア・ソチで行われたF2のレース2では、スタート直後のターン2でランオフエリアに飛び出したジャック・エイトケン(カンポス)とニキータ・マツェピン(ARTグランプリ)が接触。マツェピンのマシンはコース上に弾き飛ばされ、松下信治(カーリン)も巻き込まれる大クラッシュに発展した。

 スチュワードはこのクラッシュに関して、マツェピンに全面的な責任があるとして、最終戦アブダビでの15グリッド降格ペナルティを科した。

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 このクラッシュは、スパ・フランコルシャンでアントワーヌ・ユベールが命を落とし、ファン・マヌエル・コレアが重傷を負った事故から約4週間後に起こってしまった。

「運命は、時々警告を送ってくれる」と、アレジはmotorsport.comに語った。

「残念ながら、アントワーヌの命が犠牲になってしまった」

「私に言えるのはそれだけだ。何かが起こってしまった後に人を非難することは嫌いなんだ。だから誰かを責めたくはない。だが、我々は警告を受け取り、それに対処しなくてはいけない」

「これまでは通常グラベルトラップがあったところに、アスファルト(のランオフエリア)が設けられることでサーキットの安全性が進歩してきた。今は、状況に合わせて調整する必要がある」

「コースを外れた時は、スピードを半分まで下げるべきだ。例えば時速250kmクラスで走っていた場合、時速120km〜130kmくらいまで速度を下げてランオフを出る必要がある。時速100kmで走っていても同じだ。時速40km〜50kmでそこを出るべきだ」

「それでポジションをいくつか落としてしまうかもしれないが、ソチのような状況になることはない」

「1台(エイトケン)は(ランオフエリアに設けられたコース復帰用)シケインをできる限り速く抜けようと全開で走り、もう1台(マツェピン)は『OK、シケインを通らずに、できるだけ速く、真っ直ぐ進もう』と考えた。だから彼らは接触し、大きなアクシデントとなったのだ」

 FIAがランオフエリアでのスピードを監視するのは現実的なのかと訊かれると、アレジは次のように答えた。

「ピットレーンの制限速度は時速80kmだ。それを時速82kmで走るとペナルティをもらう。私が言いたいのは、マシンのブレーキング性能は非常に高いということだ。本当にマシンを止めようと考えたら、半分どころか2割程まで速度が落ちてしまうだろう」

 アレジは、この問題に対処する唯一の方法は、厳しいペナルティを出すことだと述べた。

「それ(コース復帰の方法など)は各ドライバーに説明されているが、機能していないようだ。だから非常に厳しくする必要がある。つまり、プラクティスで車重計測を無視した時のように対応しなくてはいけない」

「車重計測を無視したら、決勝はピットレーンからのスタートになる。そんな風にしなくてはいけないんだ。(ランオフエリアで)スピードを落とさなければ、ピットレーンからスタートさせるんだ。3回もやれば、理解し始めるだろう」

「レース中に(コースオフが)発生した場合、5秒のタイム加算ペナルティが出されることがある。そうじゃない。ドライブスルーペナルティであるべきなんだ」

 アレジは、F2だけの問題ではないと話した。

「それはどのカテゴリーもそうなんだ。特に安全に関しては、厳しいレギュレーションが必要だ」

「それに加えて、マシンの安全性の進歩は非常に大きい。私はモンツァでF2マシンをドライブしたんだ。その時の体験も含め、見ていて感じるのは、マシンに座っている時は何かが起きるとは感じないということだ。だからこそ、ルールが必要なんだ」

「サーキットの経済的なバランスの問題もある。F1にはF1の問題があり、MotoGPやGTマシンのレースにもそれぞれ問題があるんだ。各サーキットに、”F1のためにトラックを作れ”とは言えない。サーキットには全てのカテゴリーに対応できるような柔軟性が必要なんだ」

「毎回コースを変更することはできない。レーシングラインを外した時に、スピードを調整できるように、各シリーズに要求する必要がある」

 ただアレジは、今季のF1ドイツGPで見られたような、ウエットコンディションで全くグリップしないランオフエリアには対処しなくてはいけないと語った。

「ホッケンハイムで見たものは受け入れられない。そこ(最終コーナー外側のランオフエリア)はアスファルトだったが、ドラッグレースのスタート地点に使用されているため、オイルか何かでいっぱいで、氷のように見えた」

「彼ら(F1)はそこで2、3台のマシンを失った。私からすれば、それは受け入れられない。ポール・リカールのように、アウト側のグリップが高くなるような特別なアスファルトにしなくてはいけない」

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執筆者 Adam Cooper