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F1カレンダーから消えたフランスGP……その責任はシリーズ側ではなく「政治にある」とジャン・アレジは批判

2022年までF1フランスGPを開催したポール・リカール・サーキットの代表に就任したジャン・アレジは、再びF1を開催するためにフランスのエマニュエル・マクロン大統領に働きかけるとして、カレンダーから消失した責任はF1側にないと考えている。

Fans in a grandstand

Fans in a grandstand

Alastair Staley / Motorsport Images

 F1フランスGPは2018年から2022年にかけてポール・リカール・サーキットで開催されてきたが、2023年シーズンのF1カレンダーからは外れてしまった。

 フランスGPはF1世界選手権が発足した1950年にも開催された”オリジナル”のひとつだが、グランプリとしての初開催は1906年まで遡る。そして1991年からマニクールで18年間グランプリを開催した後は、2017年まで政治的理由によってカレンダーから長く姿を消していた。

 ティレルやフェラーリ、ベネトン、ザウバー、プロスト、ジョーダンを渡り歩いた元F1ドライバーのジャン・アレジは、新たにポール・リカール・サーキットの代表に就任したが、再びカレンダーからフランスGPの名前が消えたことの責任の所在は明確だと言う。

「フランスでのF1にまつわる問題はサーキットではなく政治にある」

 そうアレジはmotorsport.comに語った。

「おそらく、国家元首が観戦に来たことがない唯一のF1グランプリだろう。かつてマニクールで(フランソワ)ミッテランが政治的な要請で観戦しに来たことを除いてはね」

Fans gathered around a Gorilla sculpture in French colours at Paul Ricard

Fans gathered around a Gorilla sculpture in French colours at Paul Ricard

Photo by: Carl Bingham / Motorsport Images

「それ以降は一度もない。問題はサーキットではなく、国の思いにある。私はもうひとつの仕事としてF1のアンバサダーを務めていて、F1とは直に繋がっているからデタラメは言っていないし、彼らもそれは明確に認識している」

「F1には現在32もの国がレース開催を希望している。昨年、ここで開催された最後のグランプリは国民にとても人気があった。それを失うことになって残念だ」

「フランスGPが開催されることはF1カレンダーにとっても良いことだ。ただ仮にその可能性がないのであれば、それはその国がモータースポーツに興味がないということだ。非常に残念だ」

「フランスでグランプリを開催するかどうかはF1の問題ではなく、フランスに責任があるのだ」

「もちろん私の新たな役割のひとつは、フランス大統領との面会を要請する書簡を送ることだが、それが実現するかどうかは分からない。でももしそれが実現し、フランスGPを復活させることができれば私は世界一幸せな男になれるよ!」

「アルピーヌとルノーは今、F1ではとても強い存在だ。ただそれはフランスのおかげではなく、F1が強力だからだ。仮に私がエリゼ宮へ行ってマクロン大統領と話をすれば、他の人にロビー活動をするよりもずっと効果的だろう」

Jean Alesi, Tyrrell 018 Ford

Jean Alesi, Tyrrell 018 Ford

Photo by: Sutton Images

 ポール・リカール・サーキットは現在、バーニー・エクレストンの元妻で離婚調停の一環としてその所有権を主張したスラヴィカ・エクレストンの手中にあるが、今回アレジが陣営に加わることは大規模な経営改革の一環である。

「ポール・リカールの役員は一新された。以前は20年前から同じ人たちだったからね」とアレジは説明する。

「新しい役員が新しい代表を探した。私も以前からその輪には入っていたから、私に依頼が来たんだ。ポール・リカールの代表になることは、私にとっても意味のあることだから引き受けた」

「サーキットは(出身の)アヴィニョンから120kmしか離れておらず、子どもの頃はF1のテストを観に来ていた。私のモータースポーツへの情熱は、この地で養われたんだ」

「今年、サーキットは280日間が予約で埋まっている。スポーツカーやバイク、国内レース、そしてイタリアの選手権も開催されている。我々は非常に忙しいが、F1は非常に華やかなモノ。再びグランプリを開催するのは、素晴らしいことだと思う」

「ポール・リカールには多くのF1チームがテストに訪れている。長いストレートに多くのランオフエリア、散水システムによるウェットタイヤのテストなど、F1マシンにとっては非常に有益なサーキットだ。そしてもちろん、ここは常に天候に恵まれている」

 
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