アルファロメオとザウバー、2021年も提携を継続。イモラでは特別カラーリングも披露
アルファロメオは、ザウバー運営のF1チームへのサポートを1年間延長することを発表した。
写真:: Alfa Romeo
アルファロメオは、ザウバーの運営するF1チームへのサポートを2021年も継続することを10月29日に発表した。
ザウバーとアルファロメオ、両者の提携は単なるタイトルスポンサーであった2018年に初めて実現。そして2019年にはチーム名をアルファロメオ・レーシングと変え、ザウバーがそれを運営する形でF1へ参戦してきた。
アルファロメオが撤退するのではないかという噂が立ったこともあったが、彼らの関係継続は既定路線だと見られていた。ただ今日に至るまで正式な発表は行なわれていなかった。
アルファロメオは今シーズン、キミ・ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィの2名を擁して戦っているが、2019年と比べ苦戦。これまでの12戦では5ポイントの獲得に留まっている。
チーム代表のフレデリック・バスールは今回の提携延長に際して次のようにコメント。チームが2021年に再び強さを見せることに自信を示した。
「我々とアルファロメオの関係の延長は、両者の真の意図を反映している」
「アルファロメオは彼らのブランドを託すことのできる、やる気あるザウバーというパートナーを見出した。アルファロメオという伝統と栄光ある名前を我々が冠することができ、光栄に思う」
「両者とも、この関係が長期的に実を結ぶことを常に望んできた。我々は過去3シーズンでしっかりとした土台を築き、2021年以降にはその成果を見せていくことを狙っている」
アルファロメオを擁するフィアット・クライスラー・オートモービルズのマイク・マンリーCEOもコメントを発表。ザウバーとの繋がりがアルファロメオのロードーカーへフィードバックされていると語った。
「レース、そしてパフォーマンスはアルファロメオのDNAの核たるものだ」
マイク・マンリーCEOはそう語る。
「当ブランドは事実上レースコースで生まれたものであり、今も我々はモータースポーツの最先端の技術レベルにおいて競争を続けている」
「このザウバーとのパートナーシップだが、高度なエアロダイナミクスに関連するザウバー・エンジニアリングの技術的なインプットを取り込んだ新型ジュリアGTAやGTAmのように、カスタマーへ独自のレースノウハウからの恩恵を届けることを可能としている」
10月31日からはアルファロメオの母国イタリアでエミリア・ロマーニャGPが開催される。アルファロメオはそこで創立110周年を記念した特別カラーリングのマシンを走らせる予定となっている。
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